辰巳新道 門前仲町の路地裏

門前仲町を歩きまわれば、引き寄せられるように辿り着くのが「辰巳新道」です。以前に来た時には、どこにも寄らずに通り過ぎただけ。
結局はまた来てしまいました。

個々のお店にはそれぞれに苦労があるのでしょうが、味わいのある街並みは酒呑みにとっての楽園のようです。

辰巳新道のホームページを見ると、あの吉田類さんの「酒場放浪記」という番組のタイトルバックの映像がここだとか。

辰巳新道ホームページ:

門前仲町 (6)

冬とは言え、外はまだ明るい16:00。

路地のひとつの入口にあるのが立ち飲みのもつ焼屋さん。
後になって知ったのですが、名前は「ニューもつよし」さんです。
何と15:00~営業中。
玄関を開けると先客が2名の女性。会話からうかがい知るには、近くのお店のママさんのようです。
店の奥の自販機で食券を購入するところからスタートです。
熱燗350円、もつ煮350円、もつ焼き1本100円。
酒たんぽ(チロリ)に注いでいる一升瓶は「大関・通のからくち」。
これを鍋に沸かしたお湯で温めてくれました。

いけるんですねえ、これが!
もちろん1本2,000円前後の酒と比べてはいけません。しかし、やや熱めにつけてくれたのが心地いいのです。
紙パックではありません。
たぶんこの銘柄は飲食店用に販売されている商品ですね。
ほどよく味が染みた豆腐の入ったもつ煮と大関の相性で、体の芯まで温まります。カリッと焼き上げてくれた鶏皮串も旨い。申し分なしです。

門前仲町 (10)

もう一杯をお替わりして友人と店を出たのは、まだ17時前でした。
外に掲げた看板の端にある「愛情」の文字が心憎い。
反論はしませんよ。しかしながら、大将の風体からはいささか想像し難いですが… 先ほどのママさん2名がその愛情の証明ですね。

コメント

  1. オブナイ より:

    うまそう