2017 秋田の酒きき酒会 その3

 気軽な大吟醸

 北鹿

大吟醸 北秋田
  • 精米:50%
  • AL度:15.5
  • 日本酒度:+3
  • 酸度:1.3
  • 926円/720ml
ここにも新しく挑戦している酒蔵がありました。
わかりますか、この価格。
ホームページでは 2,243円/1.8L、985円/720ml(各税別)だからちょい違います。
「華やかな香りでスッキリとした味わい」と冊子にあります。
話を聞くと「気軽に大吟醸を飲んでもらいたくて」ということです。
米も山田錦と酒こまちと使っているようですから、果たして合うのでしょうか?
確かに軽めの味わいで香りは控え目。グイグイとやってしまいそうで、この挑戦には頭が下がります。
重厚で、味の濃さや香りの奥深さを主張するばかりが大吟醸ではありません。これほどにお手軽な大吟醸、一度味わってみない手はありませんよ。
好みに合うかどうかは、それから決めてください。
一升瓶で 2,422円(税込)の大吟醸です。

 秋田晴

純米吟醸 酔楽天 原酒
  • 精米:55%
  • AL度:17
  • 日本酒度:+1
  • 酸度:1.5~6
  • 1,528円/720ml
酸のバランスが心地いいですね。原酒ならではの17度というアルコール度数の力強さが伝わってきます。
時にはこんなお酒をいただいてみたいです。秋田酒こまちというお米の美味しさが引き立っています。
日本酒を原酒で味わうのはひとつの贅沢ですね。

 大納川

大納川 初しぼり生酒吟醸酒
  • 精米:60%
  • AL度:18
  • 日本酒度:+4
  • 酸度:1.8
  • 1,100円/720ml
今年最初の仕込での搾りたての新酒。
まさに季節限定の稀少品をいただきました。
先ほどの酔楽天同様に、18度というアルコール度はみごとです。

日本酒のアルコール度の1度の違いは、相当に大きい。グラスに注いだ酒に水を1滴落としただけでわかると言われるほどです。

季節に応じた楽しみや、限定商品があるのも日本酒の特長。
こうして日本酒に溺れてしまうことだけは避けねばなりませんが、その魅力は果てしない!
ある意味、自分との戦いになるのです。

 燗酒にもこだわる

 春霞

春霞 赤ラベル  お燗にオススメ!
  • 精米:60%
  • AL度:16
  • 日本酒度:+4
  • 酸度:1.8
  • 1,150円/720ml

「春霞はごはんのおかずとも相性の良い食中酒。」=冊子より

栗林酒造店:春霞醸造元

毎年花見の時期が近づくと、春霞の花のラベルの一本を求めたものでした。きっと今ではその頃と同じラベルの銘柄はないと思いますが、春にはピッタリの名前でもあり、これからが本領発揮の時でしょう。

この赤ラベル、画像では赤で塗られたようにしか見せませんが「春霞」の文字が真ん中にぼんやり浮かんでいます。そこは想像を働かせてもらうと有り難いです。
表記のあるように、燗をするとグッと引き立つはずです。価格も魅力いっぱいで、今年の花見酒に探そうかと思いますね。

 高清水

高清水 上撰辛口本醸造
  • 麹米:60%
  • 掛米:65%
  • AL度:15.5
  • 日本酒度:+6
  • 酸度:1.3
  • 1,953円/1.8L
高清水 生もと特別純米酒
  • 麹米:60%
  • 掛米:60%
  • AL度:15.5
  • 日本酒度:+3
  • 酸度:1.7
  • 2,768円/1.8L

どちらもお燗に合うのですが、生もと特別純米酒は格別でした。その場で燗も試飲させてくれました。担当の方と話していると、ご本人がこの「生もと特別純米酒」が一番好きだということです。何だかすごくわかる気がしました。ご本人も、晩酌用には少し高いですけど、とそこまで理解してくれています。

私が以前からよく話に出す高清水の特別限定酒「和賀山塊」のことを尋ねました。

「麹米歩合が30%というのは凄いですね。」
「35%にはなると思います。あれは特別ですから。」とのお答え。
ますます、また飲まなければという思いにかられます。
大手でありながら、この細部へのこだわりには頭が下がります。
和賀山塊 ブログ記事:まさに限定酒だけのことあり

 AKITA雪国酵母


前回もそうでしたが、AKITA雪国酵母を使ったコーナーがありました。
この酵母を使った各蔵の代表酒が並んでいました。画像に収めてないのはお詫びします。

「海外市場での競争に勝てるように、リンゴやメロンを思わせる華やかな香りとフレッシュな味わいが持続するお酒」を造るのに最適な酵母を開発したそうです。そこまで力を入れながら、国内に留まらない商品を育てて行こうという努力は、きっと世の隅々に伝わってはいないでしょう。

酒蔵を個々に応援することは当然のことです。しかし、日本酒の未来を見据えて歩き出しているプロジェクトがあることを、私たちは明らかにされていません。

応援先を狭い目でのみ決めてしまっては、未来への貢献が足りないことになりそうです。少しでも広くに視野を広げて見えるようになりたいものですね。

秋田の酒きき酒会

ありがとうございます。また来年を楽しみにしています。

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