長野に見つけたもの 八ヶ岳PA~安曇野

八ヶ岳パーキングエリア

長野の松本市におもしろい話があると聞きつけて、真に受けながら、場合によっては口実として、松本まで出かけることにしました。
さて、道中は中央高速。
その気になれば、立ち寄りたいところに不足はありません。概してお気軽な旅ではありますが、発見したことも沢山ありました。
八ヶ岳PA (2)
車を降りると、ヒンヤリとした空気と木の匂い。
信州も春を迎える4月の半ば、八ヶ岳PAからの眺めは、見事なまでに周囲の山の稜線を春の中に取り入れてくれていました。

幸いに雨の上がった晴れ空に、南からの陽射しを浴びて浮かび上がった山には、4月の半ばで雪も残っていて、 眺めの中で、ひときわ存在感を放っています。

八ヶ岳PA (1)
パーキングエリアの売店には、20㎝余りの山ウド5本の束、生のなめこ。
長野に入るなり美味しそうなものが…
この先、期待が持てますね。
長く東京にいて、ニュースもどうしたって東京中心になっていると、近県である長野との季節の進み具合の違いに、想像以上の違いを感じます。
自分の中の当たり前が、他所では当たり前でないこと。

だからこそ、自分の中で当たり前でなかった、新しいことに気づく機会が得られそうです。

さあ、間もなく諏訪湖。
美味しいものばかりが頭に浮かび、離れなくなってきました。
仕事の話は何処へやら。
諏訪の酒蔵に寄れるのは行きか帰りか…

安曇野の幻の酒屋

諏訪方面に向かっていると、道路の両脇の樹間にはまだ雪が残っています。結局は時間の都合で諏訪には寄らず、さらに松本も後回しにして今夜の宿、安曇野まで行くことにしました。
以前に河津まで行った時同様、今夜も食事は自前で用意しなければなりませんので、食材と酒の調達という大事な仕事があります。
勘と看板をたよりに、きっとあるであろう地元のスーパー探し。周りの風景を見るとどこかに大型の食品スーパーがあるに違いありません。

しかし、その前に見つけてしまいました。

街道沿いに酒屋の案内看板。
「望月酒店」
細い路地の方へ矢印。
路地の入口には白壁の蔵が二棟並んでいます。
いやあこれは如何にも!
お誂え向きではありませんか。

地元の酒を置いているに違いありません。

私たちは車を路地に入れ、ゆっくりと走らせました。
お屋敷のような立派な家が続いていますが、なかなか酒屋さんの看板が出てきません。3人で庭の中まで覗くようにしているのに見つからないのです。
「おかしいなあ…」
ついに路地を抜け出てしまいました。
ところがそこにも「望月酒店」の看板があり、いま来た道を指す矢印があります。
「何なんだ?」と言いながら、諦めきれず引き返しました。
結局、あったのは案内看板だけでした。
店らしきものはなく、当然、目当ての地酒もありません。

古い門構えのお屋敷ばかりです。安曇野という名前から勝手に思い浮かべるままの田園風景だけは楽しめた一角でした。

姿のない「幻の酒屋」の正体は看板そのものだったようです。もしも酒があったなら、さぞ美味しい酒だったに違いありませんね。
残念!
渓流蔵囲い
さて、私たちは大型の食品スーパーで地元のメンバーと待ち合わせして、いよいよ食材と酒を調達して宿に向かいます。

長野県須坂市のお酒を手に入れました。

 渓流 蔵囲い 720ml

  アルコール度 15%
  日本酒度 ±0

  酸度 1.4

山の麓近くのゴルフ場を横目に見ながら、ぐるぐると思いの外の山登り。
ホテルのフロントでチェックインしてのち、さらに登っていきます。
これは暗くなってからでは辿り着かなかったかも知れませんね。

さあ、いい食材が手に入りましたので調理に入りましょう!

※ あとから知ったことですが、「望月酒店」さんは今では空地になっているようです。商売は辞めて、案内看板だけが残っているということなのでしょう。
もし、間違っていたら申し訳ありません。