日本酒の利酒師が、今と昔と未来に期待を込めて

はじめまして。

oh@tigerです。
大虎になる前に、居酒屋と酒との付き合いを少しだけ生かして。

学生だった頃に地酒を扱う店でアルバイトを始めた頃、既に40年も前になるその頃から、日本酒に魅せられました。

まだまだ大手の酒造メーカーさんが日本酒の表舞台で主役だった頃です。
地酒と大手の日本酒がまるで別物のように思えたのも、若かったからかも知れません。
以来、そのせいかどうかは別にして、結局はそのまま飲食の仕事を続けることになり、随分の年月が経ちました。

大袈裟に言うほどではないにしても、たくさんの日本酒に出会って来ました。
その間に、何度か「地酒ブーム」と言われた時期もあり、世間にどう日本酒が受け入れられるのかも期待して見てきたものです。

結果的には期待も虚しく、蔵元の数は減り続け、日本酒にとっては残念ながら、未だに良い風が吹いているとは言えない状況のままです。ブームというせっかくの機会を手にできぬままに、日本酒の需要は伸びてきません。

仕事の関係もあり「利き酒師」の資格をとって、少しは専門の知識も持ちながら日本酒を見つめなおすと、改めて気づくことも出てきます。
「利き酒師」とは、日本酒を楽しんでもらうお手伝いをすることがその役割です。大上段から知識を振りかざして、大きな顔で人に教えようとする者ではありません。そこをご理解いただいて気軽にお付き合いいただけると助かります。

そんな居酒屋の親父も今は一旦現場から離れました。
現場にいるからこそ見えること、離れたからこそ見えること。暖簾の中からと外からの風景の違いなど。

さらに居酒屋の悩みは数知れず、日々ジレンマに苛まれる思いで、お客様と商売との間で地団駄を踏むように、居酒屋は出口を求めて喘いでいます。

日本酒のいちファンとして、「利き酒師」として、そして居酒屋の元親父として、そんな居酒屋と日本酒の今と、昔と、未来をいろいろな目線で見ていきたいと思います。

利き酒師とは? 以下のサイトで詳しく…

日本酒サービス研究会・酒匠研究会連合会

飲み手の好みやご要望を察知し、日本酒とその楽しみ方を提供出来るプロフェッショナル! それが利き酒師です。