個室居酒屋 過去のブームと意外な共通点

 上層階の利用形態

個室居酒屋を多く見かけるようになってきました。
「全室個室」とかかれた看板が意外に多く、それほどの需要があるものなのかと、ここ2年ほど関心を持って動きを見ていました。
繁華街と言っても、やはり3階以上の上層階になると集客には苦労があります。特に飲食店となれば、いくら家賃が少し安いとはいえ、簡単には手を出しにくいものです。
そこで思いついたのがこれなのでしょう。さすがに目の付け所が違います。
「個室」となると、落ち着いた、静かなイメージを持ちます。
カップルの場合などは、需要も多いかもしれません。
しかし、個室となると席数もそれほど多くは取れないでしょうし、客単価は上げないとやっていけない。料理のクォリティもそれなりのものが必要でしょう。店の全体像を見せる必要がないから、その分内装で省略できる部分があるかな。
従業員の配置、オペレーションはどうなんだろう、お客様はどれほど入っているのだろう、とか頭の中で考えてはいたものの、行ってみないことにはわかりません。

 個室居酒屋の隠れた共通点

だからという訳ではありませんが、先日行ってみました。
実際に目にしたものから感じたことをいくつか書き並べます。
ただし、全部の個室居酒屋が同じな訳ではないでしょうから、その点はご承知おきください。
  1. 入口で履物を脱がせる
  2. レジが見当たらない
  3. テーブルか座敷の希望をきかれる
  4. 全体に間仕切りがあり、通路しか見えない
  5. 先客は一組(20:00頃)
  6. 料理は意外にもボリュームがある
  7. 普通に飲食すれば4500円の客単価かな
  8. 店員は呼ぶまでこない(これは当たり前か)
  9. お会計はテーブル会計
  10. 見送りはなし
こんな感じでした。
  1. 履物は座敷もテーブルも一元管理したい(履物入れは54番までだから、そんなに広くない)
  2. 9と合わせで、勝手に出て来られるとどの部屋のお客様かわからなくなる。入口にある必要なし
  3. どんな座敷か見えませんでしたが、人影の頭の位置が低かったので、掘りごたつ式だと思います
  4. 想像していた通り全体はわからない
  5. 私たちが帰るまで、他には誰も来なかった
  6. 料理の注文数は平均より少ないのでしょう(料理アイテムは50品くらい)
  7. 生ビールの中ジョッキで690円
  8. 呼ぶまで来ないし、閉めきりだから、オーダー意外の会話なし
  9. 2のようにレジの場所は店の奥
  10. 会計が終わったら、店員はそのまま奥に引っ込んだ
    後は勝手にお帰りください
こまかくは別にして、この 8番
基本的接客は、しばらく前まで話題だった280円均一に代表される、大型居酒屋と同じだったのです。テーブルのタッチパネルが呼び鈴に代わっただけ。
まるっきり違うように見えて、本質は同じ。客単価は2.5倍~3倍だけど。
安いわけではないだけに、「個室」という特性だけで、果たして、リピートしてくれる固定客はどれほどいてくれるのでしょう。
従業員とできるだけ顔を合わせたくないお客様が対象だと考えると合点がいく。
関係ない私が勝手に心配してもしようがないけれど、特別な理由がない限り私はたぶん二度と行かないだろうなあ。 ってな感じでした。