激辛が美味しい 味覚の深い意味

 激辛も旨さ

激辛が好きな人が多いって本当ですか?
辛さの極みが美味しさになるって、本当ですか?
味覚の本質はどこにあるのでしょうか?
ただ、私には食も酒も、極端なものがそのまま旨さには繋がるとは思いにくいのです。
それ以上、味をとやかく語ることは控えます。

唐辛子の辛さと山椒の辛さは別物ですが、この辛さは確かに世界に欠かせない香辛料です。素材の旨さを引き出したり、食べる際のポイントになったり、きっと料理人の腕の見せ所です。
唐辛子01日本には元々「醤油」「味噌」という世界に誇る調味料があったせいか、日本料理で刺激性のスパイスを生かしたものは、せいぜい「山葵」と「生姜」、「山椒」くらいだったのではないでしょうか。
各国の特徴は料理にも表現されていて、その国を知るのに料理は欠かせません。
特に肉中心の食文化だった国々は、スパイスの使い方で美味しさが左右されてしまいます。
何しろ、どうやって保存するかか一番重要な問題だっだのです。

 世界の料理を知ってから

日本人の味覚を破壊したのは「サワーブーム」だったと言った人がいました。
以前の私の記事にも書きました。
それさえも既に、30~35年が経過していると思います。
ネットが当たり前に情報発信してくれるようになると、地酒の話題も料理の楽しみ方も、すぐに知ることができます。しかし、情報が豊富になり、しかも見境なく溢れしてくるようになると、まさにどの情報を採択するかで判断がいろいろ違ってきて、結果も違ってきます。

昔のように
「あの酒屋の親父に聞いてみなきゃ」とか、
「あの店に行ってツクネを食って確かめよう」のように、
自分自身の手間と時間を掛けなくても、誰かの発した情報はすぐにでてきます。
当然のように、どれが自分に合った情報かを探し出すのは、意外と困難で、うっかりと騙されてしまうかもしれません。

エビチリ

インド料理に日本酒をどう合わせるかを考えることは楽しい。けど、薄にごりの微発泡酒?ちょっと無理っぽい。
中華料理には日本酒の「熟酒」は合うでしょう。古酒の味わいは「紹興酒」に通じるものがありますから。

味覚が鍛えられると考えれば、世界の料理と向き合い、次々に試す経験は貴重です。きっと自分の大切なものを見極める手助けになると思います。
お互いにくれぐれも、西欧の魔女や、大陸の妖怪に騙されることのないように心して鍛えたいものです。