2016年日本酒フェア 池袋 その1

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 第10回 2016年 日本酒フェア

  • 日時: 2016年6月18日(土) 15:30~
  • 場所: 池袋サンシャインシティ
  • 主催: 日本酒造組合中央会
  • 会費: 一人 1,500円

行ってきましたよ。すごい参加人数です。


チケットは先に買いました。

開場は15:30からなのですが、15時過ぎから人の列が凄まじく、私と友人はゆっくりとベンチに腰掛けて、まずは人並みを眺めていました。一番長い時で300メートルはあったんじゃないでしょうか?案外と若い人たちが多く、しかも女性の人数も結構目立っていて、女性同士の方もいますし、和服の方もチラホラ。私たちの方がむしろ最年長に近いかもしれません。現在の日本酒を支える人たちが、私のイメージよりはずっと若返っているのですか?そうであれば、少し考え直さなければなりません。

開場前から真面目に並んでいる人たちを肴にするなど、恐縮なことです。しかし、人を見て日本酒に思いを巡らすのは、なかなかに面白い。15:30になると、人が徐々に前へ進み始めます。それでも私たちは夕風に吹かれながら、のーんびりと眺め続け、列が見えなくなって、やっと腰を上げたのは16:00をいくらか回っていました。実はこのフェアに参加するのは、私は初めてです。
仕事柄、土曜日に開催されると、その時点で参加不可能でしたので、今年こそやっとの会場入りです。

 都道府県ごとの出品

廊下を挟んで左右に会場が分かれています。
すさまじい人数を飲み込んだはずの会場が、全体としてはスッキリとしています。想像した以上の広さですが、当然、ブースの前にはたくさんの人集りがしています。蔵元ごとにブースが分かれていると思っていたところ、各都道府県ごとにひとつのブースを設けての出品です。各都道府県の酒造組合を中心にして、地域代表酒の出品ということですね。そう、主催が酒造組合でした。

そのお陰で出品の種類は本当に豊富です。四合瓶で1000円ほどのものから、4000円くらいの高級品まで。燗にして試飲できるところもありました。しかもお酒に合う各地元の肴も試食、販売をしています。漬物、燻製、びん詰の珍味などなど。さらに、気に入ったお酒があればその場で買い求めることもできます。よく考えていますね。楽しみ満載です。

こういう試飲会で最近感じることは、参加者のマナーがすこぶる良いことです。
一種の「飲み放題」ですから、中には羽目を外す人もいておかしくないように思いますが、そんな人を見かけることは先ずありません。
では、いくつか抜粋して紹介したいと思います。
先ずトップバッターは「兵庫県」です。

 兵庫 こりゃ驚いた

兵庫には有名大手メーカーが多く、そちらもシッカリ出品されていましたね。しかし、今回の私は大手さんを横目に見て
  • 「富久錦・特別純米酒」
  • 「雪彦山(せっぴこさん)・純米吟醸無濾過原酒」
  • 「香住鶴・山廃純米」
中でも「香住鶴」です。以前に「香住鶴」はどこかで飲んだ記憶はあるのですが、この日の「香住鶴」は特別です。
ラベルには真ん中に香住鶴とあり、右肩に「山廃純米」とあるものと、「山廃」とあるもの2種を出されていて、これが驚きでした。
なんとアルコール度数が25度。日本酒であって日本酒でない。25度と言えば焼酎と同じです。
話をうかがうと「一度凍らせてから、氷を抜く」のだそうです。
なるほど、原則アルコールは凍りませんから。ところが、米と麹、水しか使ってないのに清酒ではないのです。裏書きに「雑酒」とあるのを見せてくれました。
そうなんです。アルコール度数22度以上は「清酒」として売れない決まりがあるために、「雑酒」と表示するしかないんです。どうりで表書きに「山廃純米」とはあっても「山廃純米」とは書けなかったんですね。価格も大したものでしたけど…
リンク: 香住鶴株式会社さん 凍結濃縮酒
今回のイベントでの味については、あまり私見を述べないでおきます。メーカーのホームページなどを参考にしてください。
続きはまた後ほど…