高校野球西東京大会準々決勝に学ぶ 予想と現実

 しばらくぶりの神宮球場

雨天順延もあり、7月23日(土)は西東京大会の準々決勝4試合が開催される、一番のおすすめ日でした。銀座線の外苑前駅で降りて向かいます。第一試合は8:30からでもあり、8時には到着していたものの、スタンドはすでに相当な人で埋まっていました。外野席も開放されています。

私たちはネット裏の最上段席での観戦です。

何羽もの鳩と雀がすぐ近くを飛んだり、前の椅子の背もたれに止まったり、人馴れし過ぎの鳥に囲まれる環境は、予想していませんでした。
予想と現実はなかなか咬み合わないものです。
前を見れば、ライトスタンドの先にスカイツリーの姿が見えます。
自分の方向感覚からすれば、センターよりもやや左に見えるならしっくりと来たのですが、これも現実は予想に反していたということになりますね。

 一気の展開

昔から、おやじの野球観戦に酒は付き物。今日の相棒は「ジョニ赤」です。
「ジョニ赤」といってもピンとくる人は50代以上かもしれません。
今は安くなりましたが、スコッチの名門。1980年頃は通常サイズで3,000円ほど、「ジョニ黒」は8,000円ほどだったと記憶しています。
これを舐め舐め野球観戦をする。

これまた一興で、予想しない観戦風景ですよね。しかもまだ11時。

その頃試合は接戦の最中。
第一試合は6回裏まで、東海大菅生と国学院久我山が3対3の同点でした。ここからがいい勝負かなと思っていたところです。
東海大菅生が7回に4点、8回に7点と猛攻撃で、国学院久我山は反攻できず、8回裏で14対3のコールドとなってしまいました。まさかの一気攻撃で、さすがは第一シードの東海大菅生の貫禄。これも全く予想外の結末です。
野球は勝負事ですから、やはり思い通りの結果になるとは限りません。だから面白いのでしょうけど。

 大きな勘違い

第二試合は八王子高校と早稲田実業高校。
前評判やニュースなどで注目の選手、清宮くんや野村くんが在籍するのがこの早実です。
スタンドは外野まですっかり埋まってきました。
ライト側、レフト側の応援席も華やかです。
早実側は、野球部員もおそらく50人以上はユニフォーム姿で並んでいます。
八王子側は、きれいに色分けされ、チアリーダーのお嬢さんたちも40人はいるでしょうか。

応援合戦も楽しみでした。

試合は、5回の表に早実が2点を先制するも、その裏に八王子が連打で5点を上げて逆転。さらに6回裏にも1点加え、7回まで終わった段階で、早実が2対6と思わぬ苦戦です。
9回表、早実の攻撃は、清宮くんや野村くんにホームランが出れば同点!というところまでしっかりと見せ場を作ったものの、結局は4対6と早実の敗戦。八王子高校が見事な勝利を飾りました。
私たちの周りでも、「八王子は大殊勲」とか「八王子はよく勝ったね」とかの声が聞こえてきます。私たちもどちらを贔屓するわけではありませんでしたが、早実が勝つものと思っていただけに、本当に面白い試合で満足でした。

だから、試合終了の挨拶のあと、ベンチ前での八王子選手たちの喜びようはひときわ嬉しそうにみえました。

しかし、後で知ったことがあります。
早実はシード校ではなく、八王子はシード校だったのです。
報道の加熱につくられたとんでもない勘違い。
認識の大間違い。
予想と現実の大違い。

戒めたいと思った自分でした。

結果、八王子高校は後日、めでたく甲子園出場となったのです。