富山の酒とかまぼこフェア2016 その3

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 広又蒲鉾商店

開始から1時間を回ると、会場も幾分人が減りましたが、それでもまだまだです。しかし有り難いことに、人が減ることで蔵人さんとの話をしやすくなります。
ここらで蒲鉾も少し紹介しておきます。
さすがに10店が出展していると蒲鉾の種類も豊富でした。
でも傾向としての売れ筋はあるようで、チーズin、や明太蒲鉾はかなり定番で人気があるのでしょうね。
そして富山ならではの「白エビ入りかまぼこ」
形状や造り方はは違えど、ほとんどのメーカーさんにありました。

広又蒲鉾商店@150円

私が手に入れてきたのは写真のような蒲鉾です。
どちらも1本150円で70gほどです。
2種類を切って皿に盛れば、ちょっとした肴には最適です。
他のメーカーさんでは、フライパンで両面を焼いて焼き目を付け、熱々を食べる提案をした蒲鉾もありました。
いわゆる「焼きさつま揚げ」の感覚ですね。
で、コレがまたいける。

「酒とかまぼこ」。良いコラボです。

で、そろそろ〆の紹介です。

 福鶴酒造株式会社

山廃秋あがり「風の盆」 1,200円/720ml
これも価格からして、しかも山廃で、この秋にチャンスがあれば飲んでみてください。
有機純米吟醸「風の盆」長期8年貯蔵 2,500円/720ml
8年物とは思えないスッキリ感が不思議です。蔵人さんは「有機で造ったからこうなるのかなあと思っています」とのことです。

他のブースでも、またこれまでの経験からも、富山の酒で「山廃」を見た記憶が浮かばないので聞いてみました。

「富山でも最近は山廃を造っているお蔵さんは多いんですか?」
すると、ほとんどないそうです。しかも、この福鶴さんでも今回が初めての出品だと言っていました。
香りの強くない、旨味のある酒を造りたいと考えて、追求しているそうです。

だから先程の有機純米吟醸も「吟醸」っぽくない。

そして更に、「生酛でも造ったんです。そちらの純米大吟醸ですよ。」
そう言われれば試してみないで帰る訳にはいかない。
生酛純米大吟醸 2,500円/720ml
だいたい私は2,500円/720mlの大吟醸を喜ばないたちです。
しかしこれは良かった。本当に良かった。
くどい吟醸香などどこにもなく、含んですぐに芯にある旨さが広がってきます。
地元でも公開していない、この日初めて人の目に触れた酒。
まさに本邦初公開。
買って帰りたかったけど、我慢しました。

会場には富山の観光PRのためのブースも設けられていました。様々な観光案内のパンフレットを並べて、興味をひきます。
これだけ美味しい物ばかりを飲み食いさせてもらうと、この観光案内は絶妙のタイミングで、旅の計画でも立ててしまいそうです。
つい、罠にハマって、行ってみたいね!と思ってパンフを手に取りますよ。
いい演出です。
富山はこれからも二重丸で今後に期待したいですね。
楽しみがふくらんで、会場を後にしました。
画像が抜群に綺麗で魅力的な富山県観光連盟手提げ袋を持って…