2016 島根の酒フェア(有楽町) その1

 始まる前から大盛況

島根の酒フェア (9)開始時間少し前に、会場のある12階に到着すると、既に人が並んでいます。
後尾は一度折れて、階段の方に続いているようです。
「最後尾はこの先で~す。」と、案内の声。

声に従って階段を降りることになったのですが、ぐるぐる回って下へ下へ、何と8階まで降ろされました。

この「島根の酒フェア」に参加するのは何度目でしょう。きっと7年以上にはなると思うのですが、毎年同じ会場であるにも拘らず、こんな光景は見たことがありませんでした。

ともかく、日本酒の試飲会に参加する人が増えていくのは喜ばしいことだと思います。

やっと12階まで改めて辿り着くと、軽い運動をしたあとのような気分です。会場入口には特別誂えの樽を飾っていて、徐々に島根へと誘われるようで、盛り上がってきましたよ。
受付を済ませると、本日の相棒を支給されます。
それが「しまねっこ」のぐい呑です。
各ブースでこの「しまねっこぐい呑」に目当ての物を注いでもらって見て回るのです。
さあ、いざ出陣!

 よせばいいのに味醂から

しまねっこ (1)

最初の訪ねたブースは「李白」さんです。
ここで一番に目についてしまったのが「本味醂」でした。
これは飲まねばなりません。
一瞬、「最初から?」と自問自答したのですが、無駄でした。

同行の友人の一人はまだ若い世代です。
彼はこれまで味醂を直接飲んだことはなかったそうで、驚きを隠せない表情でした。
ホームページより引用:
通常の味醂の仕込み配合より麹を多く使用しているため、米由来のコクや旨味が強く、深い味わいです。料理に使えば、コクと旨味を存分に引き出し、いつもの料理をさらにおいしくしてくれます。
アイスクリームにかけたり、ロックで飲むのもおすすめです。
・ 原材料 - もち米、米焼酎、米麹(原材料はすべて国産、米麹・米焼酎弊社で製造)
・ アルコール分 – 14~15度
旨いのです。
間違いなく、たまらなく、旨いのです。
スタートから大変なことになりました。

島根の酒フェア (5)

会場の中は凄まじい人で溢れかえっています。

ブースの前に隙間さえありません。昨年までと比べて、参加者は倍増している感じですね。女性が多いことも最近の流れです。
もちろん日本酒人気もさることながら、企画の良さが評価されたこともあって、広がっていったのでしょうね。

 豊の秋 特別純米「雀」

toyonoaki_tjsuzume18-onラベルに雀の絵があることで、豊の秋の「雀」と呼ばれて親しまれています。
超有名どころではありません。でも、知る人ぞ知るお酒です。
なにしろ流行りの味ではありません。地味です。
燗にすると持ち味が引き出されることを、知る人は知っています。
これは自慢ではなく、ある酒屋さんに教えてもらったお陰で、私が知っているだけの話です。そしてこの日は有り難いことに、ブースの隅で、燗酒を飲ませてもらえるように準備してくれていました。
もちろん、私の興味はそこに引き寄せられます。
いい酒ですね。
機会があれば、ぜひ試してみることをお勧めします。

 出雲・月山

「月山」とだけ言うと、地酒は山形と島根の2県にあります。銀嶺月山、出雲月山とそれぞれ冠をつけています。
私の感じるところでは、島根の酒は特徴として淡麗ではなく、味わいを求めたものが多いように思います。

今回も幾つかの酒蔵では「香りの強いものは造ってないので…」という言葉が聞かれました。
香りの強弱はともかく、この出雲月山は、全体として淡麗ではなくシッカリとした味を表現してくれています。中でも今回注目したのが次のお酒です。

月山 芳醇辛口純米
良い味わいです。
1.8L 2,095円(税抜)という価格がまた非常にお得。
日本酒度+9、酸度1.9という個性的数字の割には穏やかです。
この価格での日常酒でこのレベルは極めて珍しい出来栄えです。
我が家の近くに置いてくれてればなあ!!と悔しくて仕方ありません。
まさに有り難いお酒です。