木戸泉 春の蔵開き 予告

 木戸泉酒造に居ることの幸せ

訪ねたのは11月の中頃です。
午後の陽を浴びた敷地は静かで、大きな軒の先の正面の一角が販売所になっています。
入口の扉に「酒粕あります」の貼り紙。
少し遠慮がちに扉を開けると、忙しいにも関わらず蔵人の女性が対応にでてきてくれました。
東京では滅多に木戸泉を見かけないために、現在の商品のことをほとんど知りません。
きれいに並んで展示されているのですが、私の撮影技術不足で分かり辛いのはご勘弁ください。

木戸泉商品揃え

冷やおろしは既に終売だそうです。

木戸泉酒造はずっと前から古酒を大切にしていることで名前が通っていて、その代表格「アフス」もあります。

古酒五本の詰め合わせ「古酒五曲」。1年、5年、10年、15年、20年の5種。これも魅力ありますね。
木戸泉古酒五曲順番に見ているだけで、口の中に美味しさが広がってきます。
これで飲んだ気になればしめたものですが、そう甘くない。
やはり我慢できません。

試飲もさせてもらえるそうで、今一番人気があるというお酒を試させてもらうことにしました。

白玉香 山廃づくり特別純米無濾過生原酒

ホームページより引用:
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高温山廃仕込みの旨味
兵庫県産酒造好適米「山田錦」を原料米とし、加水も濾過もせず原酒のままタンクで氷温貯蔵してます。
高温山廃仕込みだからだせるコク幅のある味、そして風味豊かな芳醇な香りのする贅沢な純米生原酒です
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木戸泉白玉香

  • 精米歩合 60%
  • アルコール度数 18.5%
さすがに酸のバランスが良く、山廃に自信のある木戸泉だけのことがありますね。

う~ん、たまりません。
持ち帰りのお土産はこれに決まりです。
選ぼうとすればもちろんキリがないのですが、季節ながらもこの山廃無濾過という力強さも一段と魅力を感じます。

 自前の乳酸菌を培養する

詳しくは蔵元のホームページで確認してください。
木戸泉酒造株式会社 木戸泉物語(上)
昔ながらの造りのように、自然に乳酸菌を取り込むのではなく、自家培養の乳酸菌を加えて、しかも高温山廃もとで造るという、蔵人の技術と知恵と経験がなければ無理とも思える方法で仕込むお酒。
これが木戸泉酒造の山廃。
現在の酒造りの主流である速醸もとの「乳酸」を加えるのではない、「乳酸菌」です。相当のリスクがあるに違いありません。
今年2016年の新酒は11月の終わり頃というので、この時はまだお目にかかれなかったのが少し残念です。

木戸泉地酒あめ

さらに、来年2017年の4月の第3日曜日は「蔵開き」だと教えてくれました。
町をあげてのお祭りをするとのこと。蔵も開放し、試飲もさせてくれくれますよ。楽しみですね。

忙しい時にお付き合い頂いことに感謝して、お土産はもちろん先ほどの「白玉香(はくぎょくこう)」と「地酒あめ」。
甘酒を練り込んだ飴。
すてきな酒蔵です。
4月に来たいなあ。
木戸泉酒林