羊フェスタ2017&チャランケ祭り

 羊フェスタ2017&チャランケ祭り

昨年に続き今年も楽しみにしていた2つの祭りに行ってきました。11月4日(土)と5日(日)の2日間の祭りで、場所は東京の中野駅近くにある公園です。

かなり広い公園で、その南側に「羊フェスタ」北側に「チャランケ祭り」と分かれて、同じ日に開催されるという、私には非常に気の利いた祭りです。天気も昨年同様に気持ちのよい晴れ。初日の4日(土)14時に着くように出かけました。

すると一足先に到着した友人から、まだ新宿にいる私にメールが届きました。

「既にほとんど売り切れだぞ!」


確か11時~のスタートだったはず。もっとも沢山食べたいという私たちではないので量を求めるわけではないですが、選択肢がないというのは悲しいかなです。

到着して驚いたのは参加している人の数。昨年と比べても2倍以上はいるでしょうか。これは然りです。主催者としても読み切れなかったでしょう。

こういう食のイベントでは前売り券などを中心にしない限り、食材の用意の仕方が非常に難しいはずです。しかも、屋外での2日間ですからなおさら、天気に左右されるのも確かです。ましてや翌日の日曜日も快晴の予報です。2日分を1日で消費するわけにもいかず、相当の苦労があることが分かります。

と、そんなことに感心している場合ではありません。昨年の羊肉フェスタではラムチャップが一番の人気でしたが、今年もそのようで店じまいしているとこともありました。そこへ先着の友人がラムチョップを2本持ってきました。

「チャランケ祭りの方で見つけた。15分並んでやっとだ!」
お陰で、ラムチョップにはありつくことが出来ました。
熱い内に食べながら、持参のウィスキーを舐めながらの作戦会議。やはりラムの滋味あふれる味は他にはないですね。食べる方はこれで十分なので、どの方面の酒を探すかということです。

 羊フェスタ2017inなかのアンタリスト

日本酒があった気がするということになって、少し歩くことにしました。
まだアチコチに行列がけ来ています。



そのひとつはシシカバブー。ここは珍しく「アイスランド共和国のラム肉」のPOPを掲げています。羊肉が世界に跨ることの極みかもと思いながら見ていました。

ナワブレストランは日本橋?八丁堀?辺りで有名なインド料理の店だそうです。インドと言えば取り囲む宗教の問題から、牛も豚も難しい地域が多く、羊肉は大事な存在なのでしょう。
実際に各地で営業している店舗からの出店が多いのが、まさに地で行く料理であって、普段の人気メニューを取り揃えてくれていると理解すると、この場でいろいろいただけるのは嬉しいですね。残念ながら売り切ればかりでしたが。

 羊肉祭りで燗酒

そんな中で私たちが辿り着いたのが「「カイ燗」。
吉祥寺で日本酒の燗酒専門店として営業しているそうです。で、何故に羊肉?というと、通常のメニューに羊肉を採用していて、かなりメインの食材になっているとか。確かに、燗に向くお酒には今回のような羊肉フェスタにも相応しいお酒があるはずです。大体が、サラリとしたお酒は燗には余り向かないでしょうし、濃醇なお酒なら羊肉料理には合うに違いありません。
この日は5酒類のラインナップで挑戦していて、これが見に留まった私たちにしてみれば、ここに釘付けになってしまうのも頷けます。
  • 生酛にごり酒どぶ(奈良)
  • 杉錦10年古酒(静岡)
  • 竹鶴純米(広島)
  • 香取90(千葉)
  • 杜の蔵燗純米(福岡)

これはみごとなチョイスです。燗に向くお酒の専門店だけのことありです。
実は、私は燗酒大好きなのです。
この品揃えを当然のように、ひとつひとついただくことになったことは言うまでもありません。もちろん、羊肉との相性やコラボは無理になった状況ですから、純粋に燗酒を楽しみながらの紹介です。

 竹鶴純米

テレビドラマからの影響で一躍話題になった銘柄です。必ず2年~3年寝かせてから出荷するそうですから、熟成感はもちろんあるものの、重さはなく、酸度の高さが目立ちます。そしてその上に辛いと来るから燗酒にして飲まないと勿体ない感じです。

 生酛どぶ

生酛造りのにごり酒です。これを静かに燗をして出してくれました。最初に表示をしっかり見なかったので、うっかりでした。いやあ辛い!にごり酒をこうして温燗でさり気なく飲むのも良いもので、温めることによって尖ったところはなく、却って柔らかく思えます。

 杉錦10年古酒

普段の店にはもちろん定番では置けないそうです。この日は全品同価格で提供していましたが、本来のこの古酒はこの値段では出せないと言っていました。当然ですね。やはり古酒は全般的に温燗の方が味わいがふわりと膨らんでくる気がします。私はこれをお替わりしていまいました。

 香取90

90%精米の純米無濾過。このところ精米歩合90%の酒に出会うことが多く、しかもみんな燗に向くところが面白いです。雑味を排除するために40%以下にまで砥いて仕上げる大吟醸に対して、ほぼ砥かないという造りですから、その雑味を活かすことになります。それがたぶん燗をすることで一体感を生むのかもしれません。

 独楽蔵燗純米

これは飲みませんでした。失礼ながら他の4種の方にばかり目が行ってしまい、比較的珍しくないこちらは後日にしたことはお許し下さい。
この燗酒専門店。機会を設けて訪ねてみたいものです。

  第24回チャランケ祭り

~アイヌと沖縄人の出会いからはじまった祭~
今回はほとんど見て回っただけで、最初のラムチョップ以外、何もいただきませんでした。昨年に続き「抱瓶」さんも出店していて、カメに入った3年古酒にはグッと身を寄せてしまいました。すでに飲み過ぎのためにここはこらえて通り過ぎます。
北海男山の燗酒。う~ん、魅力あるなあ…
エゾ鹿の鉄板焼きも美味しそう。
ヤギ汁は止めておきます。
今年も葉付き人参を置いています。
同じ日に2つのイベントを味わうなんて滅多にないことで、芝生にシートを広げれば、ゆっくりと一日楽しめるに違いないでしょう。そのつもりで来ている人たちも多そうです。お天気にも恵まれ、主催者の皆さんもホッとしているはずです。

良かった良かった、の一日でした。