柴又のやきとり福茂 梅一輪

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柴又の居酒屋 やきとり福茂

帝釈天の参道ではもう一つ落ち着かず、酒を求めて柴又駅に戻って、何となく飲み屋が連なっていそうな駅横の道に入りました。

14時半頃というのに外から見るとほぼ満席状態の店がありました。駅からは徒歩0分というほどの立地。祭り半纏の人たちが見えます。どうやらここは、観光客よりも地元の人中心の店なんでしょう。覗いてみると、もちろん遅い昼食ではなく、明らかに飲み客で埋まっていて、辛うじて二人分の席が空いていました。もう決まりです。

柴又の「やきとり福茂」
焼きとりを中心にした居酒屋です。カウンターを入れて40席ほどのお店で、日曜日の昼から大変な賑わい。
これは期待が持てますね。

最初に生ビールを注文して、周りをよく眺めてみます。メニューも面白そうですよ。アルバイトの一人の男の子はほとんど新人に近く、随分とまごついていますが、一生懸命さは伝わってきます。ビールが届くにはしばらく掛かるかな?

「鶏と豚のもつ煮込み」名称としてはあまり聞かないですね。
「白レバー串」とは頑張っています。
「ホンビノス貝の酒蒸し」きたかきたか。
日本酒は?「木戸泉」「梅一輪」と千葉の酒です。

ホンビノス貝と言い、ここは千葉か?と錯覚してしまいそう。
江戸川に近いとは言え、ここは葛飾区です。
ビールが届いたらいくつか楽しみましょう。

地元の人が集う店

地元の人が集う店に間違いはありません。ここでもそれは証明されました。焼きとりの焼き加減も申し分ないし、煮込みもこれは看板になるでしょう。選んで正解でした。

壁際の酒燗器の上には「梅一輪」が逆立ちしています。これを見るとやはりこの後は燗酒ですね。

梅一輪酒造株式会社

佳撰 梅一輪

アルコール度数 15度
日本酒度    +3.5
酸 度     1.1
原料米    千葉県産米
使用酵母   協会901号
小売価格   1,602円(税抜)

この日は九十九里の梅一輪です。木戸泉には手を出しませんでした。沢山の種類は要らないけれど、このレベルのお酒を通常の燗酒で提供してくれるのは素敵です。

私は日本酒に特にうるさいわけではありません。そのシーンとそのお店に合わせて、美味しく飲ませてくれれば嬉しいだけです。店主の思いが伝わってくるお酒を提供してもらえればいいのです。

こういうお店が近くにあると通いたくなりますね。

このあとは江戸川河川敷まで行き、ジムビームをチビリチビリとやりながら少年野球の試合を観ていました。この少し上流が「矢切の渡し」。

秋の夕暮れ時、良い一日になりました。