暖簾の外の利き酒師のblog

2017長野の酒メッセ その3

この記事の目次

古酒もあります

長野の酒の幅広さを知らされたのが、しっかりと古酒も揃えて要望に応えていることでした。
※ 以下数値データは出品リストより

 渓流 大古酒

20年の熟成古酒をメインに少しブレンドしているそうです。酸と気持ちよく広がる甘さのバランスが素晴らしい。古酒、熟成酒には好みが大きく別れることがあります。「苦手だなあ」という人もいます。でも、これだけ甘口の古酒は珍しいです。

1,890円(税抜)/720mlという値段も破格です。
オススメはロックということですが、ストレートも納得の味わい。

こんな熟成酒をさり気なく並べているのも、頭が下がりますね。

 女鳥羽の泉 純米古酒十七年

17年という私の勝手な思い込みからか、意外に軽く感じます。先ほどの「渓流大古酒」とは全く違うタイプで、比較しながらいただくのは面白いです。歳月の流れが凝縮している中で、構えることなく楽しめる造りは古酒に対してのイメージが変わるかも知れません。
ただ、お値段の方が、2,858円(税抜)/720ml。いささかお小遣いでは厳しいですが…

財布に優しいお酒

どう言えばいいのでしょう。
だいたいこんな試飲会では、高価なお酒の人気が高いものです。
それは当然のことで、せっかくの機会により珍しい限定酒や普段味わえないお酒にに目が向くのは仕方のないことです。
しかし、今回のイベントは業界関係者も大切にしていて、商用での普及にも力を入れていることは確かです。
私も当然ですが、その方に興味があるのは間違いありません。

 信濃鶴 純米酒

内容を見て価格を見ると、なんて魅力的なのでしょう。嬉しいですね。
この後は、こんな日常酒にスポットを当てて紹介します。
さて、次に続きます。
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