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唐津それは「風光明媚」
朝日を弾いたような呼子の海の眩しさ。名護屋城跡からの眺めは、対馬・壱岐までも目の前に見えて、大陸に繋がる文化の流れの中に身を置いてくれます。
何より驚いたのは、車の前にいる小学生に道を譲ると、彼らは渡った後、振り返ってこちらに深く頭を下げて、最敬礼をしてくれるのです。
「躾」という、今では廃れたような言葉が、この街にはしっかりと残っています。唐津の町の姿は、やはりそこにあるのですね。代々、人々が大切にしてきたものを見せてもらった次第です。
いやいや、いい経験をさせてもらいました。
熊本へ行こうというその前日の、穏やかな唐津の夜は「窓乃梅」です。
途中の大きなマーケットで、せっかく唐津に立ち寄ったからにはと、唐津の酒「聚楽太閤」にも目を奪われたものの、ついつい「窓乃梅」に手が伸びて、その夜の酒は「窓乃梅」に決まりました。
唐津に住む昔からの友人宅に泊めてもらい、さらに手料理までご馳走になり、なんとも迷惑ばかりかけて申し訳ないと思いながら、たっぷりとご行為に甘えてしまった一日でした。
感謝!感謝!
佐賀 窓乃梅 普通酒
以下、 窓乃梅酒造(株)のホームページより転載
※普通酒への想い窓乃梅の酒の味わいは佐賀人の味覚によって育てられたといっても、過言ではありません。特にもっとも長い時間、佐賀人に愛され飲んでいただいた「普通酒」においては、そういえるのではないでしょうか。比較的料理の味付けの濃い佐賀にあって、やや甘口でやや濃醇なこの酒の味わいは、地元の家庭料理との相性の良さが際立っています。
・日本酒度 -10
・精米歩合 73%
却ってそれが、料理との相性につながっているのは同感です。
今回は熊本へ行く用があり、その前に寄らせてもらった佐賀・唐津。
九州は日本酒メーカーも他から比べれば少ない土地柄です。
しかし、その環境でやはり人々は土地のお酒を愛し、育ててきたのですね。
以前、たまに口にしていた「香梅・窓乃梅」を思い浮かべながら、翌早朝、熊本へ向かいました。