京の秋 贅沢づくり サントリー

 京の秋 贅沢づくり

暑い暑いと文句を言っている最中の「秋」
旧暦で言えばとっくに秋に入っているのに気分はまだまだ夏。そんな時から秋の限定品を発売するのが普通とすれば、ずいぶんと前からの準備なんだろうと感心しきりです。
スーパーの棚に見つけた秋、ついつい買い求めてしまいます。
京の秋 贅沢づくり(サントリー)

ここから秋について考えることにします。

画像はサントリーさんより拝借

詳しい説明を見るより前に、先ずは飲んでみることにします。
麦の風味と香ばしさの立った味わいで、ややアルコールの強さを感じます。
あとで見ればアルコール度数6.0%。

例年の各社の秋のビールは麦の味を際立たせるような造りが目立ち、やはりその方が「秋」に向くのかなあと思いながらの楽しみです。私の感想はともかく、ビール会社各社はこれからしばらく「秋のビール」の戦いが始まります。

そこでサントリーさんのホームページから:
2018年8月21日発売
秋の代表的な観光地である京都をテーマに、「サントリー 〈天然水のビール工場〉京都ブルワリー」のみで製造された贅沢な味わいの新ジャンル「京の秋 贅沢づくり」を限定発売します。
●中味の特長
“旨味麦芽※1”を1.3倍※2使用することで、“贅沢なコク”を実現しました。また、希少なギャラクシーホップを一部使用し、レイトホッピング製法※3を採用することで“上質で華やかな香り”に仕上げました。
※1 二条大麦麦芽の中でも、うまみ成分(たんぱく質)を多く含む麦芽
※2 当社主要新ジャンル比
※3 麦汁煮沸終了前後の最適な時期にホップを投入する製法
私が細かく説明するよりもご本家の文章をご確認ください。これほどにサントリーさんはこだわって造っていて、私たちの手元に届けてくれています。

 麦の風味と香ばしさは秋ならでは

今では新サンマも8月から出回るのは当たり前になってしまい、果たしてこれが季節感なのかなあと疑問に思っています。

そんな中、猛暑のせいなのか果物も早すぎる時期に出荷が余儀なくされ、季節感としてはどうやら毎年毎年前倒しになっているように思えてなりません。今年は水稲の実りも早く、新米が出回るのも早いと聞きます。

「香ばしさ」というのは秋の特徴のように感じるのは私だけではあるまいと思いながら見渡してみるのです。
ちょっと遅めの茶豆を茹で上げた時、サンマが焼けて燻った空間、軽く炙った松茸を指先で裂く時、焼きナスが運ばれてきた瞬間、煎り銀杏の殻の焼き目と鮮やかな緑、栗ごはんの栗の甘みに纏い付く滋味豊かな香り。

どれもこれもが香りに包まれる幸せに思えます。秋のご馳走は香り。楽しみはそこにこそあるのでしょう。

こうした中で各日本酒メーカーがこの時期に出してくる「ひやおろし」「秋あがり」もまさに同じで、蔵でひと夏寝かせたかすかな熟成感が、お酒の香りの中にも潜んでいて、これが堪らない楽しみに繋がります。

金木犀の花の咲く頃に街中を漂う香りは、秋の演出には欠かせないものになっていて、これに付随するように次々に自分を主張する食材が名乗りを上げてくる。
こんな日本の秋を、果たしていつまで楽しめるのだろうと、知ることを許されなくなった若い人たちへのお節介な哀れみも持ちながら思い至っているのです。
秋のビール、秋らしく感じるでしょうか?