横浜にぎわい座 落語会 おまけの野毛

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 桜木町をよく知らない

9月16日は立川こはる落語会
何度かは桜木町を訪ねたことはありますが、実際は何も覚えてないのが情けないことで、結局よく知らないのです。
野毛中央通り02
しかも今回も当初は東横線で来るつもりでいたら、今年の初めに東横線は桜木町に止まらなくなったとは…
改札から東側(港側)の広場に出ると、写真やテレビでよく見るあの風景があるではないですか。
そうか、そうだったんだと、自分で納得している状態です。
写真を撮っておいたのですが、お洒落な街に戸惑ったせいか消してしまっていて紹介できません。悪しからずです。

一度駅に戻り、西側(南側?)に行くと「にぎわい座」があります。
ところが、落語会よりもかなり早い時間に来てしまい、その辺を歩き回る余裕があったがために知ってしまったのが「野毛の商店街」でした。
駅を挟んで両側の違いすぎる風景。
桜木町とは、このギャップが堪らない魅力なのでしょうか?
私には同じ駅とは全く思えないコントラストです。

 野毛の商店街

野毛小路
かつてどこかで噂に聞いた野毛の商店街がここにあったことさえ知らなかったのです。
全体ではそれほど広い地域ではないですが、四方にきちんと整えられて、通りごとに名前が付いています。そこで何がすごいかというと、商店街の店舗の90%以上が飲食店です。
その徹底ぶりは頭が下がるほど。しかもそこに一般的なチェーン店の姿はほとんどありません。

私が彷徨い始めた17時過ぎは、ビジネスバッグを携えた人たちが、路地の角々から少しづつ押し寄せてきています。まだシャッターが降りたままの店があるのも、特徴ですね。
「馬」の看板が上がった店が意外と多いような気もしました。
まあ、酒呑みの聖地とでもいうに相応しい街ですね。
落語会の前にこんなところを歩いてしまうと、余計に酒と落語が結びついてしまうのは、お許し頂きたい。

野毛

落語の後はここだな!と内心ほくそ笑む自分に納得です。

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ところが落語が終わって、さて!という時です。この街へ繰り出してしまうと、不幸なことに自宅まで辿り着く自信がなくなることに気が付く分別だけはありました。

十六夜の月を仰ぎ見て、後ろ髪をひかれひかれ桜木町の駅まで向かう私です。

案の定、横浜駅からは湘南新宿ラインに乗ったつもりで、新橋で間違いに気づく始末です。野毛の誘惑に負けていたら、果たして私はどこまで行ったことでしょう。