川端通商店街 博多を歩く

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 博多を歩いてみる

大分県竹田市のゴールデンかぼす応援隊のイベントからの帰り道中のことです。特に用があったわけではありません。何となく博多という町に居てみたかった。それだけの理由で小倉から博多に向かいました。しかも夜ではなく昼の博多。

博多を知らない私とすれば、どうしても見聞きした博多のイメージが夜でしかないのが残念です。美味しいものはたくさん頭に浮かぶものの、それも夜に繋がることばかりで申し訳ありません。

幸い天気もよく、先ずは地図をざっと眺めてふらりと歩いていけそうな場所を探すと「櫛田神社」が目に止まりました。そこへ向かうことにします。

11月11日、土曜日のお昼頃です。途中の道々には結婚式があるのか、交差点ごとにおめかしした女性が多く、見渡すとどうやらホテルばかり。更にその先の右手の小さなチャペルのように見える白壁の建物の前ではバイオリンの演奏をしています。あとで調べると、ここは「アーフェリーク迎賓館」という結婚式場でした。

 櫛田神社

櫛田神社に着く前に少し道をそれたところにある古めかしい路地、それが上の写真です。この風景がなんとも気に入ってしまいました。どこの町にも華やかな表通りの裏側にこんな通りがあるものだと、頷きながら通り抜けると、そこが櫛田神社の裏口でした。

詳しいことを何も知らずに訪ねた櫛田神社。境内に入ると、おお、七五三だあ!と呟いてしまいました。季節は絶妙にその時期です。たくさんの若き殿や姫が着飾ってお参りしています。地元でもそれだけ愛されている神社なんだなあと感心していたのでした。

ところが、ここは博多の総鎮守としての存在で、あの博多祇園山笠の奉納場所だったのです。
福岡市公式シティガイドより引用:
当社に奉納される博多祇園山笠は、博多の夏の風物詩として全国的にも有名。

七五三詣でのご家族が多いのは当たり前でした。


そして神社のお決まりではありますが、同じく奉納された酒の菰樽がみごとに並んでいます。九州と言えば焼酎と思いがちなところ、実力の認められた日本酒の酒蔵も数多くあります。繁桝、喜多屋、福徳長、萬代、天山、八鹿… お参りに来たというよりも酒樽を眺めに来たような私です。
博多の中心とも言うべき所に来ていたのでした。

 川端通商店街

もう一度、櫛田神社の裏口に戻ると、右にはアーケードの商店街があります。ここが名前は聞いたことがある「川端通商店街」でした。
名前は聞いたことがあるとは言っても、何がどう有名なのかも知りません。歩いてみることにします。

ここの詳しいことは下記に商店街のホームページを記載しておきますので、そちらで確認いただいた方が正確に伝わると思います。


ここに良いところは飲食店が少なく物販店が多いことです。商売になっているかどうかは私には想像できませんが、人通りは決して少なくありませんし、もちろんシャッターの降りたところもありませんでした。古くからの老舗が多そうですから、人に貸さず自分で店舗を営業しているところが多いのも確かなことと思えます。
東京でもそうですが、いろいろな商店街を見て感じることは、オーナーが自分で商売をやめて、テナントとして貸し出すところが増えた商店街は、その内に商店街としての機能を失って衰退するということです。

様々な理由はあるでしょうが、これから先の各地の商店街の行末には興味がつきません。

川端通商店街、魅力あります。名の通り川端に連なる商店街です。横を流れる那珂川が左右に別れて、そこを挟んだ所が博多の中洲。川端通商店街は那珂川を挟んで中洲と並ぶように存在しています。

博多の町の真ん中を歩いていました。

※写真の左が川端通、右が中洲、正面が博多駅方面。

福岡市公式シティガイド:櫛田神社
川端通商店街振興会