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ハーフ&ハーフ
いつの頃か、「ハーフ&ハーフ」という、通常の生ビールと黒ビールの生を半分半分にグラスに注いで提供する飲み方が流行し始めました。1980年代には、あの居酒屋「天狗」さんのメニューにも堂々と載っていたように記憶しています。
多彩な楽しみ方
ビール及びビールテイストの飲み物の中で大きな分け方をすると、私の好きなのはモルト100%のビールです。それは大きな問題ではなく、発泡酒や第3のビールと言ったビールテイストの飲料が多く発売されたことは、私は大きく支持する立場でいます。酒税の問題などから、自己の負担分やお客様が安価に飲めることを勘案した商品を、各ビール会社は相当な苦労と投資をしながら開発した結果のことであったはずです。
しかも、違うと言えば違うなりに十分な品質の商品開発に繋げてくれたと、私は心から感謝しています。自社のビールが却って売れなくなることも見込みながら挑戦したことは、大きな覚悟があったればこその、社命を賭けたくらいの意気込みだったのではないでしょうか。
クラフトビールの流行
ここ数年、大手のビールメーカーだけでなく、クラフトビールの注目され加減が飛躍的に増えた関係もあって、クラフトビール全盛とも言えそうな勢いで酒造元が増えています。従って大手のビールメーカーはこれに対しても策を講じなければならなくなったのです。
競争が多いのは、現在の日本の経済システムでは歓迎すべきことであるはずなのです。しかし、そこに内包する矛盾には目を瞑っているようにしか見えません。気まぐれや目移りの多い国民を否定することはできません。だからこそ、そこにグルグルと取り巻かれながら進んでいくメーカーの生き残りは容易ではありません。