柏の葉キャンパス 日本酒祭 その1

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 柏の葉キャンパス

ちょっと珍し情報から、普段馴染みのない「つくばエクスプレス」に乗って千葉の柏の葉キャンパス駅まで。
駅近くの商業施設(蔦屋さん)で「日本酒祭」が開催されたのです。
長い寒波でまだまだ雪の残る底冷えの道を歩きながら、駅から5分ほどで会場に到着しました。
会場は「駐車場」とあったのを半分はまさかという気持ちでいたのですが、あに図らんや駐車場でした。ここ数日寒い冷たい日が続いていたものの、昼間は快晴で陽の当たるところなら幾分暖かい日々でした。ところがこの日は曇り。建物の北側にある駐車場ですから、なおのこと陽射しなど期待できません。

しかし、こじんまりとした会場にテントを用意して、出展者と参加者の熱気は十分に伝わってきます。出展ブースだけでほぼ30店。参加費の700円を払って受付をすませ、寒さを物ともせず?(若干無理がありそうですが)さあ、会場入りです。

 コタツでお酒

受付でもらったオリジナルお猪口が参加者の証です。これを手にしながら好みのお酒や料理を各ブースで購入して楽しむというシステムです。そして会場の真ん中にはコタツをセットしていて、「コタツでお酒」というのもコンセプトのひとつだったのです。たしかにこの足元からの底冷えの日にはピッタリの発想で、どのコタツも全て予約で人が埋まっていました。

お酒は100円~500円で提供されています。しかも殆どのブースで「燗酒」を提供できるように湯煎の酒燗器を用意して参加者にも万全の対応ですから、嬉しい限り。

そこで、私たちは慌てず騒がず、先ずは会場を一周してから作戦を立てることにしました。調子に乗って手当たり次第に突撃すると早期の討ち死には目に見えています。どこでも見かけるようなお酒は少なく、各参加ブースのお店や酒屋さん、酒蔵がこの日のために選りすぐりの地酒を揃えてきたとしか思えません。

千葉の地酒にこだわったコーナーもあり、季節柄のにごり酒もアチコチに多数並び、目移りはするし、迷うばかりの午後です。山口の獺祭や山形の十四代を看板に掲げているブースもあります。
おでん、豚汁、焼きとり、富士宮焼きそば、粕汁、大分中津の唐揚げ…
クレープやシフォンケーキには日本酒との相性に少し腰が引けるのですが、これはこれで料理の中にも色を添えて会場を華やかにしています。

 手始めは石川県「菊姫にごり酒」

寒さからも燗酒から始めようと選んだのが「菊姫にごり酒」でした。
「これも温めてくれる?」と聞くと、「もちろんです!」と快い返事。
酒タンポに120mlを注ぐと「熱燗ですか、温燗ですか?」
温度計を入れて丁寧に温めてくれるのです。

近頃は積極的ににごり酒の燗に手を出しては感心することが多く、この何度も飲んだことのある菊姫にごり酒を燗で試すことにしたのです。紙コップに注ぎ替えてくれたのを手にすると、甘くない菊姫にごり酒が麹の香りとともに一段と気持ちいよい。燗のにごり酒がゆるりと喉を潤す時にグッと温かみが体に沁みるのです。

あとで調べてわかったのですが、ここのブースは柏にあるフレンチと日本酒のお店「Ginkuran」さんの出店でした。普段の自分はフレンチとは全く無縁。それだけにこの出会いは面白い。いつか機会があれば日本酒と合わせてチャレンジしてみたいと思います。

Ginkuran ぎんくらん ブログページ
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