小倉城の朝

「ぽぽ庵」で癒やされて迎えた爽やかな翌朝。
昨夜のスタッフの彼女は、晴天の中を別府に向かっていることでしょう。いいお天気で良かった。
宿の裏には「森鴎外旧居」があります。
昔ながらの四つ目住宅がわかりやすく、落ち着いた庭の風情が明治の世を想像させてくれますね。さり気なくこんな場所にあることが不思議。
小倉城までは一直線です。

小倉 (2)

途中、「和酒バル」という地酒角打ちの店があります。もちろん朝ですからありがたいことに閉店してくれています。開いていたら、入りかねない!

角打ちが日常から消え、特別なことになって、それを改めてとり戻そうとしているのかな。

気軽に飲める酒屋の店先。でも、ここ酒屋?

小倉城周辺は犬の散歩をしている人もあり、街の中心と言えども、普段の生活に溶け込んでいるのでしょうか?
土曜日ながら、時間が早いからか、人は疎らです。
城の中には、ひときわ魅力あるジオラマの展示が印象的です。小倉の歴史を辿りながら、森鴎外、小倉城のシルエットとともに時代の足跡が心へ滲みてくるような時間。

小倉の町を少しだけ知った気分にしてもらいました。

東京という町にどっぷりと浸っていると、それが常識と勘違いしてしまうことがたくさんある。それを東京の勝手だと、今回の九州から教えてもらいました。

小倉 (19)