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今夜は御宿
勝浦の大型スーパーで千葉の地酒を調達しました。
勝浦と御宿の酒蔵です。
昼から何ヶ所かで見かけた銘柄。
- 岩の井 純米 (千葉・御宿)
- 腰古井 上撰 (千葉・勝浦)
もちろん大吟醸だの、原酒など、同銘柄で選択肢はあったのですが、やはりこのクラスに一番の魅力を感じます。
今夜の泊まりは御宿です。
御宿は同行の友人の実家があるところで、遠慮なく押しかけてしまおうという魂胆から、今夜の宿に決めています。
しかも、そのご実家で保管してある酒にまで、触手を伸ばすつもりですから始末が悪い。
「サントリーのオールドがあったはずだ」という事前情報に基づき、氷とソーダももちろん調達済みです。
普段ならば、肴もアレコレと手間を惜しまずに調理をするところですが、既に心地よい疲れから、その気力は失せています。
しかしそうは言っても、さすがに酒に合うものは見繕ってカゴにいくつも入っています。
さあ、早く会計を済ませて、御宿までGO!です。
酒呑みは際限がない
ご家族に挨拶を済ませると、3人で手分けして酒の準備です。
そんな時、ご家族が「良かったらこれも飲んで!」と言って勧めてくれたのが更に日本酒2本です。
- 岩の井 山廃辛口純米 (千葉・御宿)
- 岩の井 吟の舞純米大吟醸(千葉・御宿)
おう!天の恵みともいう声です。
吟の舞
吟醸を主張するほどの香りの強さはなく、旨味をやさしく表現したきれいなお酒です。「吟の舞」という名前で、千葉の各酒蔵が造っている統一銘柄でもあります。
岩の井山廃辛口
きっとこれは岩の井を代表する酒ですね。
もしかしたら、あまり出回っていないかもしれません。
山廃辛口という名称からもなるほど感があります。
質と言い、その味わいと言い、魅力たっぷりです。
昔から地元で一番愛されているお酒だそうです。
この4本の中ではこの腰古井が最も安く手に入ります。
しかし、私には最も印象に残るお酒でした。
「もう一度飲みたい酒は?」と訊かれたら、これを選ぶと思います。
サントリーオールドのハイボールを飲んでいる時には、前の4本が空瓶になってテーブルの脇に静かに並んでいました。