この記事の目次
蕎麦屋酒の楽しみ
昨年のことです。
少し遠出の後、夜の食事を兼ねて寄った蕎麦屋があります。
これまで入ったことはなかったのですが、蕎麦屋の一杯も魅力のひとつ。
〆の蕎麦をいただく前の一杯を楽しみたく扉を開けました。
50席足らずの店ですから、大きな方ではありません。
棚を見ると、キープの焼酎ボトルが思いの外多い。
飲み客にも支持されているのですね。
飲み客にも支持されているのですね。
蕎麦屋と言えば、食事が中心のお店と捉えるのは当然でしょうが、夜は特に飲み客をいかに上手に入れるかは、大事なポイントです。
せっかくの蕎麦屋さんです。
おすすめも含めてビールとともに天ぷらを注文です。
単純ですが揚げたては竹輪の天ぷらもうまい。
野菜盛りとイカ天も文句ない味です。
やはり天ぷらは揚げたてに限ります。
失礼ながら、この店に日本酒を求めていなかったので、ビールで通します。
最近良く見かける「長芋のわさび漬け」もいい味でした。
蕎麦屋で楽しむ酒はこの雰囲気が一番ですね。
最大の残念
私は常々、店に人を呼ぶのは「人」しかいないと思っています。
例えば、感動するほどの料理に出会った時はどうでしょうか。
内実は作ってくれる人を信じて通うのではありませんか?
シェフが変わった洋食屋さんは、交代期に最大の苦労を抱えることになるのではありませんか?
あの板前が作ってくれる。
あの娘が迎えてくれる。
あの大将が、いつも美味しい物を教えてくれる。
これが全てのように私は思っています。
難しく言うつもりはありません。
どんなに美味しい料理を置くことができても、それを保証するのは人です。
この蕎麦屋、残念。
ホール担当の若い男性には、残念でなりません。
体調が優れなかったかもしれません。
普段はそうでないのかもしれません。
特別に態度が悪いわけではなく、不都合な落ち度があるわけでもありません。
しかし、何だかこちらの気分が落ち込んできます。
例えば、以前によく見たタッチパネルであれば諦めがつきます。
挨拶もない、返事もない、もちろん笑顔などない。
彼の目標は何なのでしょう?
彼の将来を店の誰かが気遣っているのでしょうか?
いつもの彼はこんなではないことを祈ります。
可哀想だなあ、という思いで見てしまいます。
可哀想だなあ、という思いで見てしまいます。
飲食店が大切にしなければならないものを、改めて思い出させてくれたこの蕎麦屋さんには… 感謝したほうが良いと思うことにします。
長く続けているお店です。ここが、ぜひまた来たい店になってくれることを願っての、お節介の戯言とお聞きください。
※ 大切にしなければならないものは。
ご参考に。↓