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蕎麦冷麦・嵯峨谷秋葉原店
東京のビジネス街で時折見かける蕎麦屋の嵯峨谷。各店舗での自家打ち十割蕎麦が看板の蕎麦チェーン店です。これまで私は一度も寄ったことなどなかったのですが、表のPOPに惹かれた友人の誘いで、入ってみることにしました。
何に惹かれたのかと言えば、「地酒」だったのです。
果たしてどんなシステムかと思いながら訪ねたのは秋葉原のパーツ屋さんが並んでいる一角。平日火曜日の15:30。
果たしてどんなシステムかと思いながら訪ねたのは秋葉原のパーツ屋さんが並んでいる一角。平日火曜日の15:30。
席はカウンターのみでコの字にグルっと囲むようにあり、奥に調理場がある店造りで、先客は1名だけ。
さて入口の券売機を見ると、ありますあります。
アルコール飲料は食事物を注文した人だけがいただけるご褒美です。
そこで、私たちはもりそばと味噌胡瓜のボタンを押し、出羽桜吟醸のボタンを2回押しました。うっかりと味噌胡瓜の値段は忘れました。
・ もりそば 320円
・ 出羽桜吟醸グラス一杯 250円
この日に私は飲みませんでしたが生ビール(プレミアム・モルツ)中ジョッキは150円です。これから夏の街を歩く季節には、生ビールと十割のもりそばで470円という驚きの値段で、遅めの昼をいただけるという天国を想像してしまいました。
蕎麦が届くまでの僅かな時間を出羽桜を飲みながら味噌胡瓜をかじりながらという至福の時に変えて待つことができました。グラスのお酒の量はおそらく7勺(約130ml)ほどですが、十分に満足です。
更に私たちは、もりそばには少々の塩を振り、ワサビと絡めて肴にして酒を楽しむことにしてしまいました。十割蕎麦に悪いなと思いながらも、この方が酒にはピッタリ。
十割蕎麦で一杯。一体どちらが主役やら…
株式会社越後屋の嵯峨谷
この嵯峨谷さん、実は株式会社越後屋さんというところが経営されているところだと初めて知りました。「炭火干物食堂 越後屋」「立喰い焼肉 治郎丸」という店を他にも出店していて、大変話題になったところだそうです。確かに立喰焼き肉は聞いたことがありますが、やはりヒットする業態はそれだけのアイデアや計算された工夫があってのことだ改めて感心させられた次第です。
しかし、蕎麦屋に酒を飲みながら長居をするような無粋ではいけませんので、私たちは30分足らずで秋葉原の店を後にしました。
おまけの後日談
後日、神保町まで行くことがあり、近くにあった嵯峨谷神保町店さんにまた入ることにしてしまったのです。
その時には、もちろん十割蕎麦。そして手始めは生ビール。2杯めは存在に気づいてしまった「菊姫本醸造ワンカップ」1本350円。
日本酒は他にも「酔鯨グラス250円」などもメニューにあります。神保町店はテーブル席も多く、時間は前回と同じ15:00ころでしたが、大変な賑わいでした。客層も広く、年配の方から若い会社員風の方、女性ひとりやご夫婦でなど、ほとんどがお食事中心のようでした。
それにしても昼間の蕎麦屋で一杯を気軽にできるとなると、これは癖になってしまいそうで、天国から地獄にならぬよう、我が身を戒めてかかるようにしたいと思います。