この記事の目次
東京スカイツリーの周辺

世間ではあちらこちらで商圏として成り立たなくなった地域を何かと結びつけて「開発」の名の元に大きなプロジェクトを組み、大規模な新施設を建設して集客に結びつけることを盛んに考えて実行します。果たしてこのスカイツリーとソラマチが地域に貢献しているのかと、ついつい考えてしまうのは私のお節介なのでしょうか。
地方の道の駅も実際には閉鎖に追い込まれるところが少なくないと聞きます。成功した例を真似て、しかし失敗したところを教訓とせず、新しい町造りに希望を託す気持ちはわからないではありません。ところが、結局の所、町の機能を破壊するだけになるケースは多いのではないでしょうか?
本所吾妻橋から押上に至る商店街に人が以前よりも人が集っている景色は見えません。むしろ閉店してしまうケースの方が多いのではと心配します。ソラマチにあれほどの商業施設ができると、地元に住む人たちが地元の商店を利用する必然性までが失われていくように思えてなりません。ましてやソラマチを訪れた人たちが地元の商店街に流れるなどということは虫のいい話し以外の何物でもない。悲しい現実は改善されないままに進行します。
呑兵衛とうきょうスカイツリー駅前店
そんな環境の中で、それまで「やる気茶屋」として営業していた店を改装して、「呑兵衛とうきょうスカイツリー駅前店」が新規オープンしました。以前からの縁もあって訪ねることにしたのですが、4月29日(日)の連休最中とは言え夜ともなれば街を行く人はそれほどには感じませんでした。