GINfest.TOKYO 2018 その3

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 天王洲ハーバーマーケット

天王洲アイル駅は東京モノレールとりんかい線の両方にあります。そこから5分ほど歩いた運河沿いの一角が今回の会場で、「天王洲ハーバーマーケット(TENNOZ HARBOR MARKET)」。倉庫をリノベーションして、お洒落な店舗を市場のように配した広い空間と、向かい側の運河に係留した舟のように設えたイベントスペース。

私にはどうにも不似合いな場所ではあっても、20~30代の人たちには格好のデートコースになりそうです。しかもこの日は本来の意味の梅雨の晴れ間「五月晴れ」。どこでどう聞きつけたのか結構な人出があり、主催者としては大成功なのではないでしょうか。
さて、ジンの紹介の続きです。

 樹々JUJU

鹿児島の酒蔵でもちろん焼酎メーカーが造ったジン。「海童(芋)」「隠し蔵(麦)」という銘柄を言えば分かる人も多いと思います。

傳藏院蔵・濱田酒造株式会社
本格米焼酎をベースに、国産柚子など厳選した7種のボタニカルを使用。創業150年を迎える本格焼酎の蔵元から生まれたこだわりのジャパニーズ・クラフトジンです。
麹と香り酵母が生み出した本格米焼酎のやさしい上品な香りとまろやかな飲み口、豊かな味わいと、ゆっくり丁寧に抽出された柚子など7種のボタニカルの風味が組み合わさることで、特徴的な香味に仕上がりました。
2018年5月14日発売とありますから、市場に出て間がない商品で、蔵元のホームページから引用したこのままの味わいです。米焼酎ならではの優しさを感じます。
ジュニパーベリー、柚子、オレンジピール、カモミール、カルダモン、コリアンダー、シナモンの7種のボタニカルをグループごとに蒸留した原酒をブレンドしたそうですから手間のかけ方も群を抜いています。
・1,940円(税別)/700ml
・アルコール 38度

味も魅力、価格も魅力。

「歌手のJUJUさんと同じですね」と私が聞くと、
「事務所に送ったんですよ、飲んでくれたみたいです」と笑っていました。

 ニッカ カフェジン

ニッカウヰスキー株式会社さんが2017年6月27日より発売した国産のジン。カフェウオッカも同じく並んでいました。カフェグレーンウィスキーとカフェモルトウィスキーもあったのですが、せっかくですからいただいたのはカフェジン。

この「カフェ」とはカフェスチル(カフェ式連続式蒸溜機)のことだそうですが、詳しくはニッカさん、アサヒビールさんのホームページでご確認ください。

柑橘系の香りが心地よく、そこに山椒のインパクトが絡んで、爽やかさ満点。さすがにニッカさんだなあと思うのも仕方ないこと。
・4,500円(税別)/700ml
・アルコール 47度

価格的にはちょっと手を出しにくいなというのが正直な感想です。しかし、これこそが個性の在処かなあとも思います。

次は地下の輸入物のジンのフロアはほぼ廻ってみただけでほとんど味見もせず写真も撮らずでしたが、ひとつ懐かしい変わり種を見つけました。

 g’Vine Gin Floraison


過去の記事でも紹介したフランス産のジン。新宿のバーでそっと出してくれたあの時の驚きが一緒に蘇ってきました。
このジンの詳細は武蔵屋さんのページでご確認ください。
・3,780円(税別)/700ml
・アルコール 40度
白ワインをベースに、9種のボタニカルを加えて造っているそうです。しかし、ジン独特の風味を醸し出すジュニパーベリーは入っていないような…? ジンと言って良いのかなあと思いながら首をかしげるのも失礼ですが、ジンらしくないのは確かですから不思議です。
いずれにしてもジンとは非常に自由なお酒で、その分楽しみも満載なところが何より魅力です。
もうすでに私は来年の開催を待ち遠しく思っています。
よろしくお願いします。

コメント

  1. オブさん より:

    みんなのみたい