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備前焼で愉しむ雄町米の地酒場(BAR)
名前の通り、岡山県の「備前焼」のぐい呑で、岡山県発祥の「雄町米」で造ったお酒を愉しもうという企画です。
1,000円で1枚200円5枚綴りのチケットを購入すると、備前焼のぐい呑を1個もらえて、そのチケットを使いながら、雄町米を使った地酒と県産食材の料理を味わうことができます。
もちろん、物足りなければチケットの追加購入もOK。
備前焼のぐい呑は安いものでも最低500円はしますが、沢山の種類を並べて、好きなものを選ばせてくれました。買えばきっと1,000円ほどの値がつきそうなものもありました。
参加の蔵元は3軒です。
- 利守酒造 酒一筋
- 宮下酒造 極聖、独歩ビール
- 室町酒造 佐近、櫻室町
いくら3軒とは言え、日本酒、梅酒、地ビールなど全部で21種の飲み物を揃えてくれています。
純米大吟醸からにごり酒まであります。
東京ではサッパという名前の小魚「ままかり」、全国3位の生産量の「かき」、児島湖のふなの身を細かくして野菜と一緒に炊き込みご飯にした「ふなめし」などの料理があります。
備前焼の作家さんもコーナーを設けています。
お酒も料理も丁寧にひとつひとつ説明してくれます。
桃太郎も出陣
小さな会場なので人は溢れるほどです。
私がいただいたお酒は
・ 利守酒造の純米大吟醸赤磐雄町荒走り
発酵途中の微炭酸がピリピリと舌の上で弾けます。
・ 利守酒造の純米吟醸しぼりたて酒一筋
新酒のフレッシュさと米のふくよかさが広がります。
・ 室町酒造の本醸造無濾過生原酒あらばしり一番
瓶の底に澱が残っているしぼりたて無濾過原酒。
この日のために用意したパネルに、顔を覗かせて、桃太郎に扮した女性が会場を盛上げてくれました。
まるで一緒にいるようでしょ?
桃太郎さんにきくと、今回の企画は今年が初めてだそうです。しかし、思いの外好評で次に活かしたいと言っていました。いずれにしても、参加した人たちを愉しませてあげようという努力と、一所懸命さが伝わってきます。
何事も、企画がどんなに良かろうと、主催者側の取り組み方ひとつで結果は変わってきます。とても素適で、有意義な集まりで、桃太郎の飴もお土産にもらい、備前焼のぐい呑と一緒に大切に持ち帰りました。