LORD KINGSLEY  ロード・キングスレイ

かなり個性的なスコッチだ。

あくまで個人の感想でしかないが、この香りは私の知る限りスコッチ由来のものとは思えないように感じる。

麦や樽香、ピートやましてやスモーキーさでもなく、不思議だ。
オンザロックで含んで、まるでミントのような、くすぐる香りが鼻の奥まで充満し、スウッと抜けていくのを、モヒートを味わっているように錯覚しながら、追加してソーダで割ってみる。

もちろんラムのような独特の甘さはない。
ちょっと調べてみると、ピートの焚き方でミントを思わせる香りを造り方に活かすことを「白州」がしているようなことを書いていたが、確証はない。これについては、専門家の一家言に委ねるしか私には術がない。

かなり個性的なスコッチだ。
美味しいかどうかではなく、好きかどうかという観点でスコッチを見ると、

うーん、個性的なスコッチだ。
しかし、安い。
税抜きの800円以下で手に入れた。

夏には良いのではないか。
スコッチを飲むというよりも、爽やかに飲む。そう思えば、何の不足もない。値段もラム酒と比べて遜色ない。日本酒がそれぞれの個性を発揮する時代にあって、スコッチだってそれはあ同じ。スコッチの概念にとらわれず、挑戦すれば良い。

かなり個性的なスコッチだ。
良いものだ。
酒の世界は拡がっていく。

コメント

  1. 洋一郎 より:

    単純に、旨いと、思った。ストレートで飲む味。割って飲む味。違う感じが新鮮。