2018長野の酒メッセin東京品川 その4

今年も品川で行われた「2018長野の酒メッセin東京品川」。
長野県酒造組合さんより:2018長野の酒メッセ出品出展リスト

参加する蔵も人も多く、人気のほどがわかります。会場の設備の問題もあるそうで、燗酒を試してもらえないのが残念ですと話していたところがありました。それでも保温用のポットなどで工夫をされているところもあって、各酒蔵の熱心さもたくさん伝わってきました。

 武重本家酒造株式会社・御園竹

昨年、こちらの普及酒に感心したことをよく覚えています。

御園竹(みそのたけ)
・ アルコール度 15
・ 日本酒度   +2
・ 精米歩合   70
・ 使用原料米  長野県産米
・ 価格     1,700円(税抜)/1.8L
ふくらみのある味で飲みやすい、そんなお酒でありたいと、手間のかかる山廃造りのお酒を約四割混和して、いつまでも変わらない味を保っています。

ここではホームページからの紹介だけにしました。

十二六(どぶろく)
・ アルコール度 4
・ 日本酒度   -80
・ 精米歩合   70
・ 使用原料米  長野県産米
・ 価格     1,143円(税抜)/720ml
アルコール度が4%という何とも軽いにごり酒です。
低アルコールの薄濁りの微発泡酒を出されているところは珍しくなくなりましたが、ドロリとした濁りの低アルコール発泡にごり酒となるとかなり珍しい。高いか安いかという話は別にして、暑くなる季節に楽しむには良いかも知れません。

 七笑酒造株式会社・七笑(ななわらい)

長野県木曽郡木曽町の酒蔵です。

七笑 純米酒
・ アルコール度 15
・ 日本酒度   +2
・ 精米歩合   60
・ 使用原料米  美山錦
・ 価格     2,300円(税抜)/1.8L
「木曽のさけ純米酒七笑」とあるラベルが私には古くからの馴染みで、旧友に会ったような気分です。まだまだ純米酒が少なかっった時代から純米に拘って酒造りをしていたこの蔵のことは忘れられません。ふくらみがあって、米の奥行きを感じさせてくれる味わいは益々魅力で、寒い日には燗酒にして楽しみたいところです。

 株式会社中善酒造店

こちらも七笑さんと同じ木曽町の酒蔵です。

中乗さん 自家栽培米ひとごこち低精白純米酒 精米80%

中乗さん 契約農家産美山錦純米吟醸 責め

「責め」の方は画像がありません。「責め」というのはお酒を搾る時の最後に残ったところをギュッと加圧して搾るイメージです。従って、雑味も混じり、ピュアな味わいではなく、複雑さが上手く出れば成功です。

「責め」と謳って瓶詰めしている商品は意外に見ることがありませんので、そこを楽しもうよ!というところが頼もしいし、自信のあるお酒ができたということでしょう。私はこのお酒、好きでした。

 喜久水酒造株式会社

飯田市の酒蔵で昨年も忘れられないお酒を出してくれていました。

純米 黒純米
・ アルコール度 15
・ 日本酒度   +4
・ 精米歩合   82
・ 使用原料米  たかね錦

・ 価格     1,800円(税抜)/1.8L

「扁平精米」という造り方が独特で、しかも精米歩合82%です。酒造りのための精米は玄米の段階から磨きながら、中心の心白に当たる部分を丸く球状になるようにしていきます。そして精米歩合とは「残った部分が○○%」という意味になります。近頃では自家精米しない蔵も増えていると聞きます。

この「扁平精米」とは米の形のままに磨くため、自家精米で時間も3倍ほどかかると言っていました。

詳しくはリンクの蔵のホームページを御覧ください。
精米歩合の数字だけを聞くと、どうしても雑味などの味わいを想像するのですが、ホームページの説明にあるように、雑味ではなく良くまとまったお酒で、お米の美味しさを楽しめます。HPの表記にあるおすすめの温度帯は常温、ぬる燗が◎で冷と熱燗が○。試してみるとそれが納得できます。

こんなお酒が1,800円(税抜)/1.8Lですから、申し分なし。しかし、さすがにどこにでもないのがツライところです。

この「その4」で〆にするつもりでしたが、蔵の方たちと話していて気になったところを次の記事に少しまとめてお開きとさせていただきます。