他の用でコンビニに寄った折に、いつもの癖で酒類の棚を眺めていました。これまで気づかなかっただけでしょうが、私には目に止まったお酒がありました。
ワンカップ大関の大吟醸です。
1本254円(税別)/180ml
複雑な思いで眺めていましたが、買ってしまいました。
ワンカップ大関大吟醸、ワンカップで254円ということは一升瓶で2,200円ほどの感覚かなと思いながら、例のフタをプシュッと開けます。
鼻先を近づけた時に、あの大吟醸らしい香りはほとんど感じません。
うん? と思いながら口に含んでみます。
クリアではないものの心地よく広がる穏やかな香りと、スウッと抜ける爽やかさ。看板を見ない限り私には大吟醸とは思えませんが、スッキリとしたやや辛口の味わいは素適です。
特選ワンカップ大関 大吟醸-兵庫-
大関株式会社:
精米歩合: 50%
アルコール度数: 15度
日本酒度: +4
酸 度: 1.3
大関が自信を持ってお届けする大吟醸酒を、ワンカップでお楽しみいただけます。低温でじっくりと仕込み、華やかな香りとキレのある味わい大吟醸カップ。
私の感想とメーカーの紹介文では「香り」の部分で食い違います。
これは私の拙い舌のせいということにしてください。
一升瓶で2,200円ほどの酒をワンカップで254円ということには、かなり魅力がありますね。季節に応じて、夏にはコンビニの棚ではなく冷蔵庫に入っていると、手軽さはさらに引き立つかもしれませんね。
現在では昔のように「ワンカップ大関」を求めて深夜の自販機を探す必要はなく、こうしてコンビニを訪ねれば並んでいるのです。
有り難い時代になったものだと、改めて思い知らされることになりました。