東都大野球1部秋のリーグ戦 私の敗因

雨空から何とか逃れた日、東都大学野球の1部リーグの試合を神宮球場まで観に行ってきました。信濃町駅から歩くと神宮外苑はすっかりと秋らしくなってきて、あとひと月ほどで銀杏の葉がきれいに色づくことでしょう。

曇り空ですが、雨は振らない見込みです。
入口横には今日の試合日程の看板があります。
そして、入場料はシニア割引で1,000円。
到着は試合開始間際の11時でした。
東都リーグ (3)入口を入ると、前日までの成績を手書きで掲示してあるのが印象的でした。
いかにもの手作り感がノスタルジック。
1部リーグの上位四強の試合ですから、好試合になりそうで楽しみです。
プロ野球のドラフト上位候補、日大の京田くんもきっと見られますね。

◇ 第1試合 東洋大-亜細亜大

初回から点を取り合うものの、2回にホームランの飛び出して、東洋大が優勢のまま勝ち切りました。高校野球と違って木製バットだけに音がいい。折れた時などもリアルでまたいい。
この辺まではまだ良かったのですが、日差しがないために少し冷えてきました。

◇ 第2試合 國學院大-日本大

途中までは日本大が点を取りあぐねて投手の弓削くんがノーヒットに抑えるという焦れったさ。國學院大がよく守っていたのに、京田くんの三塁打で日本大が先制して、あとは守り抜いて日本大の勝利となりました。注目の京田くんの1イニングでの2盗塁が印象に残りました。この辺まではまだ、私たちにも集中力があったのです。

私の前の席には、6人(70代)の日大野球部OBらしい人たちがいて応援していました。途中で現役の学生が気づいたようで、挨拶に来ていましたが、OBにとっても楽しめるのが大学野球だと、改めてわかりました。

しかし、私達にとっての一番の問題はこの第2試合の途中からでした。
「冷えてきた」→「寒くなった」に変わり、手持ちのウィスキーでは歯が立ちません。こんな時にこそ最も頼りになる燗酒が恋しくなったのです。
ところが、2階席にいたために売店まで降りて行くのも面倒。
結局、我慢比べの末に、大勢の決まった8回裏の途中から避難する(逃げ帰る)ことになりました。私も友人も降参です。
さあ、どこか手近で暖を取らねばなりません、とはキレイ事で、要は熱燗を飲もうということに過ぎませんが。

私たちの敗因は、鞄の中に燗酒のポットを、いやせめてワンカップを忍ばせてなかったことに尽きます。完全に作戦ミスでした。
まさか自分の勝敗までがジャッジされようとは思いもしなかった神宮球場でした。