川岸駅近く 狸茶屋

「ギリギリの時間になって申し訳ありません。」
先の古民家箕澤屋のお披露目会の開催時間ギリギリに到着しました。
「そんなに混んでましたか?」
「ええ、道はよく空いてたんですが、蕎麦屋が混んでて。」

と、訳の分からにない応対になってしまい、まるで笑い話です。

2017_06_24松本 (4)
諏訪湖の辺りで一息入れ、湖岸を周り岡谷を通過したのは12時10分前。
途中に蕎麦屋があったはずだと決め込んで、伊北の箕輪町の古民家箕澤屋へ向かったのです。

天竜川を横見に見ながら、店を見つけたのはちょうど12時を過ぎた頃でした。

蕎麦と焼きとりが看板のお店「岡谷・狸茶屋

「信州ソバ100選」に選ばれたと言うから、これは期待が高まりますね。

焼きとりは「赤狸」というブランドの焼きとりを使っているようです。
道も空いてるし、14時開催の古民家披露目会にはここからならせいぜい20分で着くだろうと、余裕で店の扉を開けましたが、何と満席。
まあ、土曜日だし、想定内です。
店の人に声をかけて、待つことにしました。

何しろこの先に蕎麦屋がある保証もなし、あっても旨い保証もなし、暫く待つことに異存はありません。

店内を見渡すと、テーブルが7卓で30席ほど。カウンターに4~5席。

やや不安なのが、どの席もほとんどがまだ料理が出てないことでした。
「挽きたて、打ち立ての蕎麦を提供する」とある自信と自慢のこだわりが、この集客を呼んでもいるのでしょう。しかし、それこそがもうひとつの不安。

結局、外で待つこと15分。注文して届くまで40分ほど。

いただいたもり蕎麦は本当に美味しかった。
薬味にワサビがないのにやや怪訝な思いでしたが、それも頷ける。
ネギだけでいただくことが正解なのですね。
店を出たのは13時20分頃でした。
ただ唯一残念なことが。

待つことが不満なのではなく、待っている間に「チョッと一杯」と行かない、車での移動だったことです。

都会では見られないことが営業時間でした。

営業時間(火曜日定休)
 ※月、水、木 - 11:00~17:00
 ※金、土、日 - 11:00~20:00
    (1月、2月 11:00~19:00)
平日の17時以降が商売にならないとは、厳しいものですね。