長野県箕輪町にある築150年の古民家。
今年4月に訪ねた時は、どこからどう手を付けようかという状態でした。
古民家のオーナー家族とその友人の方たちの大変な努力の成果で、やっとお披露目会までこぎつけました。
私たちもその日に結局押しかけることにして向かったのです。
幸い梅雨の晴れ間に恵まれ、晴天とまではいかないまでも、暑すぎない天気でしたから、むしろちょうど良く向かえることができたお披露目会になりました。
画像の左が前回、右が今回です。
少し角度が違っていますが、見えなかった囲炉裏がわかります。
自在鉤も存在がしっかりと分かるようになっていますね。
詳しくは「箕澤屋のハナシ」のブログでご確認ください。
ずっと長い間、地元の人たちからも大切にされてきた家だということもあって、過去にはその地での催しにも使われてきたそうです。
しかし、40数年という歳月、誰も住まなくなった家は見守りの管理をする程度となり、淀んだ空気とホコリが積もるに任せるしかなかったのが実態でした。
そしてここに晴れてお披露目会を設けるにあたって、集まってきた人たちの半分以上は、年齢も30代の人たちがほとんどでした。
古民家というと懐かしがって60代以上の人たちが関心をもつことが多いよに感じていたのですが、違うんです。
確かに、片付けの中心になったのが30代の人たちだったこともあるでしょう。でも、ここで思い出しました。
昨年、大分県竹田市を訪ねた際に招かれた再生古民家。
こちらでのイベント企画の中心にいたのも30代の人たちでした。
懐かしがるのではなく、古いものとの融合に新しい可能性を彼らが求めて、いや、見つけられるからこそ関わってくるのではないか?
そんな風に見えてしまったお披露目会でした。
これから本当に力を発揮するのは、彼らでしかありえません。
応援しますよ!