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仁多米(にたまい)
味醂を出品しているのは「李白」さんだけではありませんでした。また、長期熟成酒を出しているところもあります。本当に楽しみの多い試飲会です。
仁多米とは、島根県仁多郡奥出雲町で収穫されれる良質なお米を総して言うそうです。新潟県魚沼よりも水や気候の環境が優れているということで「仁多米コシヒカリ」は西の横綱とも呼ばれているとか。
地元(仁多)産の米で造る酒、「仁多米」というブランドのお酒があるのです。
そこで、面白い試みの「奥出雲の一滴」という銘柄を造っています。お米の種類を変えて同一規格で造った純米酒を並べて、選択肢を増やしているのです。
米だけを変えて、精米歩合、酵母、アルコール度数、売価を同じにした純米酒と言った方が分かりやすいでしょうか?
「改良八反流」「改良雄町」「五百万石」のお米の違いで味の違いを楽しもうという挑戦です。
なかなか良いですよね。
日本酒で、この選択肢に手を付けて並べるのは珍しいことです。
チャンスがあれば、ぜひ試して損はないと思います。
有名銘柄も多数
- 開春
- 七冠馬
- 環日本海
- 十旭日
- 國暉
- 王録
- 石見銀山
出雲富士 純米酒
- 蔵元 富士酒造合資会社
- アルコール分 17%
- 原料米 島根県産山田錦
- 精米歩合 70%
- 日本酒度 +3
- 酸度 1.7
- 酵母 熊本酵母
- 1.8L 2,372円(税込 2,561 円)
こちらの純米酒。面白いです。
ブドウを思わせるような香りと、微かな渋味と心地よい酸味。熊本酵母の影響でしょうか、良い個性に仕上がっています。私は好きですね。
ブドウを思わせるような香りと、微かな渋味と心地よい酸味。熊本酵母の影響でしょうか、良い個性に仕上がっています。私は好きですね。
こう並べると紹介しきれない酒蔵が多く、酒造組合の会員蔵で31社あるようです。
神の国島根。
出雲は10月を「神在月」と呼ぶそうですから、御神酒としてのお酒が大切にされているのかもしれません。
和らぎ水
最近の試飲会では、和らぎ水を用意してくれていることが多くなりました。
しかも、参加蔵の仕込み水を一升瓶に詰めて、わざわざ持ち込んでくれています。
贅沢だと思いませんか?
当然ですが、この水がまた美味いこと!
当然ですが、この水がまた美味いこと!
今回、写真に撮ったのは李白さんだけですが、おそらく参加蔵すべてが用意してくれていたと思います。
可能なら「利き水」も楽しいと思いますね。
利き分ける自信は全くありませんけど。
利き分ける自信は全くありませんけど。
山田錦 35%精米
島根の地元県産米の「山田錦」の玄米と35%に磨いた米と、両方を展示していました。ピントが甘く分かりにくいのはご勘弁ください。他の試飲会でも度々見かけても写真に撮ったのは初めてです。
この画像では分かりにくいですが、参考になればと思って載せておきます。
山田錦という米を見る機会さえ滅多にないのですから、いい経験です。
こうして随分と楽しませてもらった秋の日です。
最後に、出口に掲げていたカコイイ写真を紹介してお開きにします。
コメント
島根をはじめ、山陰のお酒はとっても美味しいという印象があります。ぜひ現地で呑みたいものですね。