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下北沢の祭り
少し前のことですが、下北沢に立ち寄った時、「イカ祭り」の日でした。
「あずま通り」のイベントだったのでしょう。路地裏からあずま通りに入ると、いきなりイカと醤油の焦げる匂いに包まれました。
通りの真ん中にテーブルと椅子。
何だこれはと思いながら周りを見渡して、やっと気づいたイカ祭りです。
イカ焼きの匂いとかなりの人混みに、仮装をした子供たちがたくさん紛れていて、いよいよ一体これは何だ!と思ったのです。
しかし、考えてみれば10月29日の土曜日。
ハロウィンを楽しむ子供たちのようです。
他の通りに出ても、子供たちは溢れています。小学生以下の子供たちですから、当然、親たちもその場にいて、街全体が異様な雰囲気です。いずれにしても、イカ祭りとハロウィンの合体は不思議極まりない景色です。
この街にこんなに子供たちがいるのを、これまで見たことがありませんので、子供たちを対象にしたハロウィンのイベントがあったのでしょう。地元の活性になれば、ハロウィンも使いようですね。
下北沢の居酒屋
駅の南口のすぐ裏に、ユニクロさんの入ったビルがあります。
そのビルの上に居酒屋が2軒あったのがなくなっています。
実はこのビルに新宿の「ユザワヤ」が移転すると聞いて、もしやと思い出かけたついでに見に来たのです。
案の定でした。こんなところに出店して、この居酒屋はいつまで続くことだろうと、勝手に心配していました。
下北沢という街は商売になるようで、ならない街です。新しい店ができては、どこかがなくなり、いつの間にかその新しい店も別の店に変わっています。
最近の相場もそんなに違わないでしょうが、表通りはどこもとんでもない家賃です。居酒屋ならば、結構な客単価にして毎日満席にしないと成り立ちません。
しかし、客層は若くサラリーマンは少なく、常連さんになりやすいのは近所の物販店の従業員さんですから、20時を過ぎないと期待できません。
「せっかく下北沢に来たんだから」という理由をつけて寄ってもらえるような店造りの飲食店でないと厳しさがあります。でも、そんなお店は長続きが難しい。
流行に左右されがちです。
さてさて、私の心配など所詮は他人事です。
長く商売をされているお店もあります。
ここに学ぶものを見つけないといけませんね。
再びイカ祭りの中に入ると、女性の歌手の方を招いているようで、素敵な歌が聞こえてきます。
そこを通り過ぎ、少し進むと下北沢一番街。
ここは普段の景色に見えました。
ゆっくりと帰ることにします。