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京の贅沢・秋限定
京の贅沢と名付けた、サントリーの京都ブルワリー謹製・秋限定のリキュール(発泡性)。
旨味麦芽1.3倍、アロマホップ2倍。と表記はあるのですが、私にはあまりかなんじませんでした。ホップの香りはそれほど強くなく、ビールの味に近づけた感じではないよう。
原材料:麦芽、ホップ、糖類、スピリッツ(小麦)
AL6%はやはり強いです。
以下はサントリーさんのホームページからの引用です。
秋の季節にじっくりと味わっていただきたいとの想いから、“旨味麦芽※1”1.3倍※2、アロマホップ2倍※2と、こだわりの素材を贅沢に使用しました。“贅沢な麦のコク”と“華やかな香り”をお楽しみいただけます。本商品は「サントリー 〈天然水のビール工場〉京都ブルワリー」のみで製造します。※1 二条大麦麦芽の中でも、うまみ成分(たんぱく質)を多く含む麦芽※2 当社主要新ジャンル比
しかし、すでに同じ「京の贅沢」の冬バージョンが発売されているというのに、間が抜けていて申し訳ありません。
季節限定の本意は?
こうして各ビール会社が季節に応じた商品を限定で作り始めてどれくらいになるでしょう。かなり前から見ていますが、日本酒も最近では各社こぞって季節限定酒を発売していますから、流れは同じ方向に向いているようです。
段々とアルコールの量を消費する時代から遠ざかり、質や楽しみ方に重点が置かれる傾向が強く反映された時代になったということです。
いつも決まった酒(アルコール)を飲む人が減り、気分次第で商品を選ぶ。おそらく買い置きということも少なく、「面白そうだね」「新しいのを試してみようか」という興味を惹くところから戦力を組み立てることが必要ということですか。
日本で流通するワインはそこまでには至っておらず、せいぜい「ボジョレヌーボ」くらいなものです。特にビールと日本酒の醸造酒に求められる食中酒の分野が、まだまだ変わりそうです。
いや、むしろ一般消費者の求めているものはそこまでではないのに、メーカーが意識を掻き立てることに振り回されているのかも知れません。
今や同じものが長く傍らに置かれる時代ではなくなって、目新しいものを次々に出すことでしか対応できない。哀しいかな、そんな考えが当たり前の酒類業界なのかもしれません。
私の自宅の近くも、やっと下のような色合いになりました。