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ヘブンヒル蒸溜所
HEAVEN HILL
私には聞き覚えのないブランドでした。
裏書きを見るとバカルディジャパン株式会社とあります。
あのラムのバカルディを輸入している会社なのでしょう。となればいきなり親近感が出てきます。
洋酒に詳しくない私としても、こんな聞いたこともないウィスキーには興味が湧きます。しかも、1,000円で手に入るのですから、試さないのもしゃくです。ソーダで割る前に、実はロックでいただきました。
やや硬いように思いながら、広がってくる甘さは決して後をひかず、腹の中までふわりと包んでくれるような優しさがあります。
自分には心地の良いバーボンです。
しかも、私の知らなかったことながら、ケンタッキー第2位の蒸溜所だとは!
世の中には知らないことが山ほど、いや知っていることの方が少なくて、ちっぽけな頭のなかで許容量を越えているだけなのでしょう。
以下に輸入元のホームページより紹介記事を引用します。
HEAVEN HILL OLD STYLE ヘヴン・ヒル オールドスタイル
ケンタッキー州ネルソン郡バーズタウンに本拠地を置くヘヴン・ヒル社の製品。バーボンらしい味わいとさっぱりした口当たりながら、モルトの香味が強いのが特徴。スタンダード・タイプとして、十分に楽しめるバーボンです。
ヘヴン・ヒル
■ 度数:40%
■ 容量:700ml
■ 参考小売価格:オープン価格
■ 原産国:アメリカ
世界は広い
ヘブンヒルはケンタッキー第2位の蒸溜所で、第1位はジム・ビーム。
日本酒を追いかけるだけなら、まだまだ国内の市場ででも事足りるのですが、ウィスキーとなると世界中にシェアが広がっている以上、日本の中だけを見ても始まりません。
そんな世界の土俵からはまだまだ無縁かもしれませんが、山口の「獺祭」を始め、たくさんの酒蔵が輸出用に工夫を凝らし、精一杯に外国への普及を考え努力しています。
蒸留酒であるウィスキーと、醸造酒である日本酒は、同じアルコールとは言え、立場は丸っきり違います。
ワイン、ビール、紹興酒と並んで、日本酒は世界の醸造酒の代表です。
しかも、多くの醸造酒がそうであるように、日本酒も食中酒としての存在の仕方と価値があるはずです。
和食を併せて考える
私の勝手な考えで言えば、日本酒は和食あっての、日本文化あっての物。和食との相性を抜きには語れません。
バーボンと和食を合わせてのグルメ気分を提供することは、私の頭には浮かんできません。さらにワインについての相性を加味しようものなら、もっと大変です。
ワインのことを語る知識がないながら、偉そうに言うならば、本当の意味で、ワインは和食と好相性であるはずはないと思っています。
米を食べる国で、その日本の誇る和食と合わせて味わうのに、どんなワインであれ、米を使って造った日本酒に敵うはずはないと言うのは、言いすぎでしょうか?
お気に召さなければ、狭い島国根性での発言とお聞き捨てくださいませ。