ジム・ビーム バーボンの老舗

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 ジャック・ダニエルは?

2009年頃、ジャック・ダニエルが遺伝子組換えのトウモロコシを使わないというルールではもう難しい、という判断をしたという記事を最近になって見ました。
要は、それまでは遺伝子組換えのトウモロコシは使っていなかったが、必要な量を入手するのが困難になり、一部で遺伝子組替えトウモロコシを使いますよ、と宣言したのだそうです。
私には両方の意味で意外でした。
・ そこまで拘っていたんだ
・ そんな前から手に入らなくなっていたんだ
果たしてこれから先、トウモロコシだけでなく遺伝子組み換え食品はどんな仕業をしでかすことでしょうか。

ジャック・ダニエルはテネシー州を代表するウィスキーです。だからということもあって、バーボンと呼ぶことには多くの異論があります。厳密な定義で言えば、バーボンではないのかも知れません。
むしろバーボンの基準よりも更に手をかけているのですが…
日本洋酒酒造組合さんのホームページより引用:
・ バーボン・ウイスキー
とうもろこしを原料にしたアメリカのウイスキーです。
ケンタッキー州バーボン郡で生れたことから、この名前が付きました。
アメリカの法令では、バーボン・ウイスキーは、とうもろこしを51%以上使用し、麦芽で糖化、醗酵させ、連続式蒸溜機によりアルコール分80度以下で蒸溜し、内面を焦がしたホワイトオークの新樽で最低2年以上熟成させたものとなっています。
世界のウイスキーの中でも強い個性を持ち、独特の赤味と、香ばしい華やかさが特徴となっています。
・ テネシー・ウイスキー
バーボン・ウイスキーの中で、アメリカのテネシー州で造られ、チャコールメロウイングの工程を経たものが、テネシー・ウイスキーと呼ばれます。
法律上は、ストレート・バーボン・ウイスキーに含まれますが、バーボンと異なるのは、蒸溜直後にサトウ・カエデ(シュガーメイプル)の木炭を細かく砕き、大樽に入れ、この木炭の層を時間をかけ、ろ過(これを「チャコールメロウイング」といいます。)していることです。 これにより、蒸溜直後の荒々しい風味は取り除かれ、シュガーメイプルの甘味が加わり、まろやかな特有の風味が生れます。

 定番中の定番 ジム・ビーム

私自身の酒呑みの歴史の中では、ソーダ割りと言えばバーボンが先でした。そのせいもあってか、居酒屋のメニューからウィスキーが消えかかった頃もバーボンだけは残していました。
バーボン&ソーダとして。
そして今夜、我が家にあるのがこのジム・ビームです。
ジム・ビームのバーボンでのシェアは40%を超えているほどの人気です。

2014年にサントリーがジム・ビーム社を買収して、世界の蒸留酒業界は大きな転機を迎えたようです。

ジム・ビームはその前まで、日本では「アサヒ」、「サントリー」はジャック・ダニエル。日本の中でも輸入酒の勢力図がアチコチに動き回っていたのですね。

今は、アサヒとサントリーでジム・ビームとジャック・ダニエルを交換した形に落ち着いています。
個人的にはジャック・ダニエルの独特の甘さが好きで、買うときはいつもそっちでしたが、財布の都合で今回はジム・ビームでした。

以前はウィスキーをストレートでしか飲まなかったのに、近頃はソーダで割って寝酒代わりにすることも多くなりました。
立ち向かう体力の衰えとも言うところですかね。
ともかく、バーボンの楽しみは結構広い。

しかし今夜、ジムビームソーダをブラックニッカのグラスで飲むという失態を私は犯してしまいました。ジムビームのグラスがあるのにもかかわらず。
これもシチュエーションを変えて楽しむ一興と、お許しください。