2018秋田の酒きき酒会in東京品川 その1

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 今年も秋田の酒きき酒会

冬に戻ったような3月7日、品川で開催された「秋田の酒きき酒会」に参加してきました。今年で3年連続お世話になります。
・主催 秋田県酒造協同組合
・出展 27蔵

私は昼の部に参加しましたが、夜の部は食事を提供しながらの会のため、会場はゆったりと落ち着けるホテルの大ホールです。円卓の上には「和らぎ水」が四合瓶に入って置かれていて、これはみんな各出展蔵の仕込み水のようです。普段は仕込み水が蔵から外へ出ることはなく、その水を飲ませてもらうだけでも貴重な体験と言えます。

中央の舞台には毎年おなじみの大きな垂れ幕が下がって、舞台の端には「美酒王国」の菰樽。見回すとこの広い会場にかなりの人がいます。大盛況といっていいのでしょう。各蔵毎にのぼりを立てて、どの場所にどの蔵のブースがあるのかがひと目でわかります。人気の蔵のブースには人だかりがすごく、近づくのにも時間がかかりそうで、蔵人の方ともゆっくりと話ができなさそうです。さて、私たちはどこから回りましょう。

 白瀑・山本合名会社

面白い1本が出品されていました。箱の並べ方まで楽しめる純米大吟醸で、秋田の県産米5種と秋田の酵母5種で造ったお酒です。そこで付けた名前がこれです。最も強い5枚を集めた…

山本・秋田ロイヤルストレートフラッシュ


現社長に代が変わってから杜氏制を廃止し蔵人全員で意見を出し合って酒造りをしているそうです。新しく「山本」のブランドを開発し、今ではほとんどがこの「山本」としてし造られ出荷されているようです。

白瀑の名前は「ど辛」で発売されているお酒のラベルの左に「白瀑」と小さな文字が残るだけなのでしょうか?

秋田では若い5名の蔵元が「NEXT5」と名付けて、共同した取り組みなどを行ない、秋田の酒の発展に力を尽くしているそうです。先ほどの秋田ロイヤルストレートフラッシュとオーバーラップします。
・白瀑・山本 山本友文社長
・ゆきの美人 小林忠彦社長
・春霞    栗林直章社長
・一白水成  渡辺康衛社長
・新政    佐藤祐輔社長
この5名が最近特に注目を集めているメンバーの方たちです。
白瀑・山本合名会社さんのホームページより以下引用:
秋田の造る蔵元集団 NEXT5
「未来の秋田の日本酒業界は俺達が牽引するんだ!!」という強い気持ちと高い志を持ち、技術交流は勿論、前代未聞の共同醸造酒の製造や、話題性のあるイベント等を積極的に行っております。
閉塞感のある日本酒業界にとっても、こういった方々の試みは大いに参考になると思います。

 一滴千両

小野こまち特別純米
生酛造りの純米酒で、秋田県産の「あきたこまち」を掛米に使って醸造しています。冷やと燗と両方試させてくれました。それぞれ味の違いもわかり、私にはやわらかみの増す「燗」により魅力を感じました。

名前やラベルの雰囲気やイメージも手伝って、さらに2,033円(税抜)/1.8Lという価格もまた魅力的です。昨年も紹介したと思いますが、こうして毎年出会えることに感謝です。

デラックス梅の実しずく

こちらは梅酒です。普段はあまり紹介することのない梅酒。なんだかラベルの美しさに惹かれて味見をさせてもらいました。3年熟成の梅酒にブランデーを加えているそうで、香りが良くまろやかさが特長の仕上がりになっていました。アルコール度数が15%なのでスウッと入っていくのが、却って罪な危険をはらんでいるかもしれません。梅酒は相変わらず人気が高いです。このラベルを見て手に取る人が増えれば、売上も伸びそうです。