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岐阜
今年の7月23日には「岐阜の地酒に酔う」というイベントがあります。
岐阜に興味のある方はこぞって参加してください。
岐阜の地酒に酔う:
ここで見させてもらったのが「神代の味」
岐阜という土地柄、歴史の中心にいながらも、歴史に翻弄された感が私にはあります。信長の面影を垣間見ながら、盃を傾けるのも一興です。
三重
・ 八兵衛 元坂酒造
今回始めてお目にかかったお酒です。
しかし、かれこれ20年以上この銘柄で造っているそうですから私の不明の至りです。
知っているような顔をしながらも、知らないことは世の中に数々あって、知らないことを責めるよりも、新しく知ったことを愛でる方が遥かに素適ですよね。
日本酒のブランドとしては全国区ではありませんが、近いうちに評判が出てきそうな雰囲気を持っています。
楽しみな県です。
石川県 山廃を語るにはここから
日本酒を語るとすれば、この石川県は独自の世界を県の特長のようにしているところがあって、山廃造りについては石川県を除いて語ることはできません。
細かいことは省きますが、菊姫・天狗舞・手取川をはじめとした酒蔵さんはみんな山廃づくりを得意にしたり、看板にしたりで、石川県を代表しています。
速醸モト(造りやすい)で造ることが中心になった現在で、手間も技術も必要な山廃モトで造る山廃造りは非効率で、しかも近頃流行りの味にならない酒を造ることになり、リスクにしかならない面もあります。
そんな酒造りを引っ張ってきた石川県は私の中でも常に尊敬する県です。
しかも私が山廃大好きときているから尚更ですね。
山廃は旨味の複雑な、決して淡麗にはならない造りで、燗をつけると味がなおのこと円やかで引き立っていくるのですから、酒飲みには始末が悪い。
展示されて並んだお酒を見ているだけも、喉がなりそうです。
当然、菊姫山廃純米の姿も見ました。
萬歳楽もいただきました。
いつか石川県のことはもっともっと紹介したいと思います。
富山 美味いものの宝庫
贔屓するようで申し訳ないのですが、富山の「満寿泉純米」は私の大好きなお酒のひとつです。
こんなにバランスが良くて、すうっと喉を越していく旨酒は、そんなに何処にでもはありません。
しかも名前のお目出度さ。お祝いに贈るにも最適です。
富山の酒蔵とかまぼこ屋さんがコラボした昨年のイベントも良かったですが、名物の多い富山だけに、本気になれば楽しみも倍増です。
氷見の寒ブリ、白エビ、ホタルイカ、蜃気楼、きときと…
酒を語る前の基本が出来上がっている印象です。
豊かな土地柄がわかりますね。
日本酒のイベントで北陸の3県は別格に見えることが多く、私には意外とハードルの高い土地柄でもあります。楽しむだけのボリュームと同じくプレッシャーもあって、本当に奥深い土地柄です。
とは言いながら、旨い酒を口にすると、一気に和んでしまうのも正直なところですから、理屈は後回しのほうがいいですね。
さて、次は特別参加の紹介です…