羽根木公園梅まつり 梅と酒の縁

梅の季節も終わりに近づいてから花を見に行こうというのですから、旬の話題になろうはずもありません。羽根木公園の梅まつりも明日で終わるという、3月4日(土)の昼下がりでした。
前日の天気予報を信じて暖かくなるならと、準備をして出かけました。
いずれにしても気負うほどの距離でもなく、散歩にはちょうど良いくらいです。

白加賀

惜しむらくは、供の酒がない。というよりも、散歩で出ただけですので、酒のことまでは考えていませんでした。
ところが公園内には近くの商店街ごとの販売ブースの模擬店を設けています。

「温かいお酒もありますよ~」と声が聞こえます。

焼きそばやラーメンもあります。
実行委員会ブースは、お土産に集中していて、「梅ようかん」「梅大福」が人気のようです。残念ながら私のお土産にはなりませんでしたけど。
仮設のテーブルには人がいっぱいで、それぞれに遅めの昼食と言ったところです。酒に手を付けている人はいないようで、私も遠慮することにしました。

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京王井の頭線の東松原駅から近くの公園北側には疎らに梅の木があるだけで、小田急線の梅ヶ丘駅に近い羽根木公園の南側の斜面が広い梅林です。

いやいや、もうずいぶん花は散っています。枝にチラホラと残っただけの木もあって、見ごたえには欠けますが、梅の木の種類は沢山ありますよ。

世田谷区のホームページによると:

 羽根木公園の梅林には現在約650本(紅梅約270本、白梅約380本)の梅が植えられています。

 品種はおよそ60種類ほどあり、それぞれ開花時期が異なるため長く楽しんでいただけます。
梅林全体の見ごろのピークは過ぎた様子ですが、園内にそれぞれ10本ほどある豊後や真鶴、梅丘口の階段にある八朔や楊貴妃などは今が見ごろです。
あとでネットで調べてみると、日本酒の名前としての方が私には馴染みの梅。
  • 「臥龍梅」 小さな白い花の咲く木です。
  • 「月の桂」 という名前の梅の木もあるんですね。
どちらも羽根木公園にはなさそうですが、梅の木の種類は本当に多いし、名称も何かのロマンを含みながら広がっていきます。
きっとずっと昔から、酒と梅は縁深い間柄だったのです。「梅」の字を冠した名称の日本酒は全国でも多々あって、全国銘柄で有名なものも少なくありません。

結局、私には梅の花見も酒が付きものと気づいた羽根木公園でした。