柏の葉キャンパス 日本酒祭 その3

 地元柏の「マスヤ酒店」さん

寒い会場でも熱い思いを漲らせている方たちが多かったのは発見です。
たいていの試飲会は酒造メーカーが並ぶことがほとんどで、酒屋さんが並んでいることは珍しい。今回のイベント日本酒祭に出店されていた地元千葉の柏にある酒屋さんが「マスヤ酒店」さんでした。

自社オリジナルの「かしわ」という銘柄の日本酒を手がけていて、この純米が柔らかくて飲み飽きしない良いお酒でした。画像に収めなかったのが残念です。
こちらのマスヤ酒店さんが揃えていたひとつが「にいだしぜんしゅ」
以前には「自然酒」の銘柄で私が見ていた蔵のお酒でした。たぶんですが蔵元の世代交代などでブランドイメージも新しくしたのだろうと想像しました。
福島県 有限会社 仁井田本家
にいだしぜんしゅ にごり(生もと純米酒)
もろみを石臼で引いた、雪のように真っ白なとろっとろのにごり酒。滓(おり)が多いため、まろやかな舌触りと、柔らかな口当りです。

並んでいた瓶とラベルとがメーカーのホームページとはいくらか違うのですが、このにごり酒はページにあるように独特の舌触りが印象的で、これまで味わったことのない感覚でした。


多くの蔵元が世代交代で新しい時代に入っているのは確かです。
そして同じくマスヤ酒店さんにあったのが「山本」
こちらも秋田の「白瀑」で有名な酒蔵が世代交代に合わせて新しく立ち上げたブランドです。10年くらいになるのかなあと調べてみると、すでに13年目になっています。
白瀑・山本合名会社
山本 潤黒 Pure Black Yamamoto
平成17年に杜氏制を廃止し、蔵元の山本が自ら酒造りを始めた際に立ち上げたセカンドブランド。主力の純米吟醸に関しては精米から搾りまでの一連の工程を自ら行うという約束を立てたましたが、年々生産量が増加し、近年では徹底されていません(汗)。全国の山本さんが本気で買えば1日で完売しても不思議ではないのですが、現実は甘くはない・・・(涙)。

 今は息子が頑張ってくれている

マスヤ酒店んさんのブースで私が話していたのはお母様でした。

1981年に発売して以来、自社オリジナルの「かしわ」というブランドを大切に育ててきて、今は息子さんが継いで守っていて、その息子さんが努力して現在の地酒の品揃えをしているそうです。

酒蔵同様に酒屋さんたちも世代交代には頭を悩ませているのは知っています。酒蔵の存在以上に酒屋さんの方がこの先の経営には課題が多いかも知れません。酒屋でなくても酒を売ることができるようになって、酒屋はその存在さえも必要とされていないが如くです。

息子さんや娘さんがいても後を継いでくれない、継がせるわけにいかないという言葉を何度も聞いたことがあります。そんな事情を抱える中できいたこのお母様のセリフ「今は息子が頑張ってくれている」は胸を打たれるものがありました。

後を継いだ若い酒屋さんが、同じく世代交代して挑戦している酒蔵の新しいブランドを積極的に並べている。あ互いが高め合う関係にできて行けば見えてくる未来が必ずあるように思います。

私のような酒好きの消費者ばかりではないのですが、ターゲットを明確にした酒屋さんこそが残っていけるよいうに私は考えています。
最後にマスヤ酒店さんのもうひとつの銘柄を紹介しておきます。
茨城の竹村酒造店さんの「原酒上澄み

12月~3月の季節限定酒です。名前を見ただけでそそられます。元々はラベルの左下に「醸造元竹村酒造店」と入っているのを「発売元有限会社マスヤ本店」としている所が心憎いです。


株式会社竹村酒造店

〒277-0872 千葉県柏市十余二297-338