新年の始まり お屠蘇(おとそ)

鏡餅明けましておめでとうございます

新年の始まりに「お屠蘇」という慣習はほとんど見なくなったように思います。かく言う私も、お屠蘇など口にしたことが記憶にありません。
では「お屠蘇」とは何なのでしょうか?

日本名門酒会のホームページから引用です。
「お屠蘇」とは、酒やみりんで生薬を浸け込んだ一種の薬草酒。正式には屠蘇延命散と言います。(中略)
「屠」は「屠(ほふ)る」、「蘇」は「病をもたらす鬼」という意味で、すなわち鬼退治。あるいは「屠」は「邪気を払う」、「蘇」は「魂を目覚め蘇らせる」という意味(中略)
邪気を払い無病長寿を祈り、心身ともに改まろう、という願いを込めていただく、お正月ならではのセレモニー酒です。

お屠蘇中国から伝わったということですが、日々の生活の中にこうした節目節目の慣習がたくさんあります。同じく日本酒の一年にも、節目ごとのお酒があります。

さあ、これからの一年間、どれだけ節目のお酒を楽しむことができるでしょうか?
1月は上質のにごり酒が出てくる時期です。
三が日が落ち着けば、探しに回ることにしましょう。
しかし何よりも初詣で「今年もお酒との素敵な出会いがありますように!」
まず、このお願いが先ですね。