この記事の目次
佐藤酒造「千羽鶴」 久住町の地酒
竹田市でのかぼす応援隊、再生古民家の続きです。
・ 千羽鶴 純米ひやおろし 米:五百万石
日本酒度:-1 酸度:1.6 アルコール度:15~15.9度
日本酒度:-1 酸度:1.6 アルコール度:15~15.9度
・ 春陽の郷 純米酒 米:春陽
日本酒度:+4 酸度:1.2 アルコール度:15.5度
日本酒度:+4 酸度:1.2 アルコール度:15.5度
・ 嶺のしずく 吟醸純米 米:雄町
日本酒度:+8 酸度:1.3 アルコール度:15.5度
日本酒度:+8 酸度:1.3 アルコール度:15.5度
・ 康成 無濾過純米生原酒 米:山田錦他
日本酒度:+3 酸度:1.6 アルコール度:18度
日本酒度:+3 酸度:1.6 アルコール度:18度
見事な品揃えです。
季節感、米の違い、燗に向く酒、インパクト、それぞれ特徴を発揮できる分野に分けられていて、チョイスした「クワマンさん」のセンスが光ります。しかも、どれも味わいに個性を感じて、私はみんな好きになりました。
「康成」というのは「川端康成」さんが愛したこちらのお酒「千羽鶴」。そこから新たに命名してブランド化したようです。
ここに並んだぐい呑みは、首藤市長の個人のものを借りてきたそうです。
一つひとつの味の細かいコメントは無粋なので置くとします。
でも、ここからが「かぼす応援隊」の仕事です。
日本酒にかぼすをどう加えると、美味しい別の飲み方を提案できるか!と大袈裟に取り組むことにしました。
かぼすの果汁を少し入れてみたり、皮をおろして振り入れてみたり、それを温めてみたり、皮を数センチ切ってぐい呑に入れてみたり、様々にやってみました。
しかし、なかなかピンときません。
達人の知恵と伝統
そこで登場したのが、達人、竹田市農政課の課長さんです。
口の広い徳利で燗にしたあと、薄く長く切ったかぼすの皮に楊枝を刺してその中に入れてみるようにアドバイスをくれました。
う~ん、素晴らしい!
日本酒の旨さを残しながら、癖をなくし、かぼすが目立ち過ぎず、すうっと喉を通っていきます。
「自分たちが若い頃は、こうやって安酒を飲んできたんだ」と。
楊枝を刺すのは皮が勝手に出てこないように。
徳利が広口なのは、皮を取り出せないから。
安酒しか飲めなかったから。
当時は燗酒が中心だったから。
課長さんは私と同世代に近い方です。
私の若い頃も条件は同じなのですが、大きく違うのは、私の周りには「かぼすがなかった」こと。
やはり、地元の達人の知恵と伝統にきくのが一番でした。
いくら「利酒師」だと虚勢を張ったところで何の足しにもなりません。大事にするところを間違うと、結局はわからないままに終わってしまいそうです。
課長さんには感謝!感謝!です
ジビエのイノシシの柔らかさに驚き、ミニトマトの甘すぎるほどの果汁にたまげ、40㎝級のニジマスの滋味はかぼすで更に引き立つこと、竹田の宝物を心底教えてもらった夜。
大分県竹田市。
素敵な街と人の温もり。
ありがたい出会いでした。
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※ ゴールデンかぼす取扱業者さん
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